P・W・シンガー『子ども兵の戦争』 [bk1][amazon] P・W・シンガー『子ども兵の戦争』 [bk1][amazon] をようやく読み終わる。 読んでいるうちに気が滅入ってくるので少しづつしか読み進められないという稀有な体験をした。 内容を自分なりにまとめてみる。 8歳の男の子にカラシニコフ突撃銃を与え兵士とすることのどこにも正義なぞないが、それを可能にするのはただ「コスト」、メリットのほうがデメリットを遙かに上回るからに過ぎない。 故に、子どもを兵士とすることは多大な不利益を伴う行為であるという国際的な合意を早急に作り上げ、実際に罰則や罰金等を伴う国際法を整備し、それが行われるようにしなければならない。 でなければ、我々は今後100年間、紛争には事欠かない未来を手にすることになりかねない。 そして、グローバリゼーションが進む昨今、地球の反対側で行われる紛争や、地球の反対側に存在す