ギボギボ90分!―と学会レポート 永瀬 唯 志水 一夫 皆神 龍太郎 「ギボギボ90分」この酷いタイトルの(笑)本は、「どうして、いまさら宜保愛子？」という1文から始まります…実にまったくです。前書きで本書のメインライターである永瀬唯さんが書くところによると、宜保さんこそは今でもテレビ界で大活躍している霊能タレントの草分け的存在であるからだといいます。分かったようで分からない説明なんですが、趣旨としては、いかにして宜保さんが霊能タレントという地位を築いたのか、それを彼女の使ったワザの数々を検証することで明らかにしてみよう、という企画です。 その題材になるのが、彼女の霊視を一躍有名にした1992年のテレビ番組「宜保愛子新たなる挑戦　ピラミッドの謎に迫る！」です。これは宜保さんがエジプトに赴き、早稲田大学の吉村教授の案内で遺跡などを巡るという番組。それまでは従来の霊能者同様、人生相談や何かをメ

毎日、これだけ文章を書いたり読んだりしていると、自分の中で「好きな表現」「嫌いな表現」というのがなんとなくわかってきます。最近、自分は「～しないのが不思議だ」という表現がどうもあまり好きでない、気に喰わないということを自覚するようになりました。 具体的には、この「不思議だ」は、何かをしたほうが良いのに、するのが当然なのに何故しないのか、という意味で使われます。「～する人はあまりいない。とても不思議だ」とかね。2chなど掲示板の「～なマンガ/アニメ/キャラをあげようぜ」系のスレッドがある程度進むと必ず書き込まれる「なんで○○が出てないんだ？」「▲▲がまだあがってないなんて信じられない」などのレスも同じかな。 この類の言葉は、要は「～したほうがいい」ということを遠まわしに表現していると思うのですが、なんだか「君たちにはわからないかもしれないけど、ボクくらいのレベルになるとこれくらい常識なんだよ