ブックマーク / stillblue.ti-da.net (3)

  • 誠実な詐欺師

    コードウェイナー・スミスの「アルファ・ラルファ大通り」は偶然と必然の織りなすタペストリーなのだが、その脇道を歩いていてもほんの少しの偶然と必然ぐらいはある。 というかここは、日々思ったこととか読んだの感想とかそんなものを書き溜める日記のようなものである。 マイク・ミニョーラがディズニーの「アトランティス 失われた帝国」のキャラクターデザインをしていたんだけども、あれはあくまでディズニー。 「Clear Aether」さん経由で……、The Amazing Screw-on Head。いやもうこのまま死んでもいいと思いましたよ、わが生涯に一片の悔いなしってな感じで。よくぞここまでやったもんです。大統領のテレグラフが最高に素晴らしいというか、どっからあんなアイデアが出てくるんだ? で、素晴らしいといえば……。 わずか200ページに満たない分量なのにこの密度と異様な緊迫感はいったい何なんだろう

    誠実な詐欺師
    lovelovedog
    lovelovedog 2006/10/12
    トーベ・ヤンソン(ムーミンの作者)の、あまり知られていない長編について。
  • 夏化粧

    コードウェイナー・スミスの「アルファ・ラルファ大通り」は偶然と必然の織りなすタペストリーなのだが、その脇道を歩いていてもほんの少しの偶然と必然ぐらいはある。 というかここは、日々思ったこととか読んだの感想とかそんなものを書き溜める日記のようなものである。 池上永一という作家は、とんでもない球を投げるけれども何処へ投げるのかわからないノーコンピッチャーという印象が拭えません。ちなみに、ここでいうとんでもない球というのは単に猛スピードの球のことではなく、魔球。 「夏化粧」は、魔球の度合いを犠牲にしてコントロールの方を重視した作品という印象があったんだけれども、読んでみたら違いました。というか、コントロールを重視してもここまで暴走するのかとあきれかえるやら、うれしくなるやら。 池上永一の作品としては珍しくオジィが登場して重要な役割を果たすのだけれども、やはりオバァには敵いません。作中ではすでに

    夏化粧
    lovelovedog
    lovelovedog 2006/10/11
    池上永一『夏化粧』(文芸春秋)の感想。
  • 奇術師の密室

    コードウェイナー・スミスの「アルファ・ラルファ大通り」は偶然と必然の織りなすタペストリーなのだが、その脇道を歩いていてもほんの少しの偶然と必然ぐらいはある。 というかここは、日々思ったこととか読んだの感想とかそんなものを書き溜める日記のようなものである。 微妙にツボをはずしているというか、他社がめぼしい作品の版権をかっさらっていった後の残りの作品の中から探し出しているかのような作品セレクションをしているようにも思える扶桑社ミステリー。 そこはかとなく漂ってくるB級作品臭さ、決してつまらなくはないのだけれども傑作とは言い切れない。というよりも、これは大傑作だ(ただしオレの頭の中だけだけど)と括弧つきの表記が必要となってくる作品群、私は大好きです。 というわけで、今回もまさにその通りだったわけで、二日酔いのジェフリー・ディーヴァー書いたかのようなどんでん返しの連続技。読者を騙すためにだけ存在

    奇術師の密室
    lovelovedog
    lovelovedog 2006/09/13
    リチャード・マシスンの落穂ひろいを扶桑社文庫で。
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