今年の8月で、ビートルズのアルバム『Revolver』が発表されて40年になるそうだ。 Revolver アーティスト: The Beatles出版社/メーカー: EMI発売日: 1991/07/20メディア: CD購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (73件) を見る ビートルズのアルバムの評価としては長年『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』が最高作とされ、『Revolver』はそれにいたる過渡的作品とされることが多かったが、『Sgt. Pepper's』の評価が相対的に落ちるにつれ、『Revolver』をビートルズの最高傑作として挙げる人も出てきた(確かポール・ウェラーとか)。 ワタシ的には、既にこのあたりからポール主導になっていたためそこまで好きなアルバムではない。もちろん "Here, There and Everywhe
コードウェイナー・スミスの「アルファ・ラルファ大通り」は偶然と必然の織りなすタペストリーなのだが、その脇道を歩いていてもほんの少しの偶然と必然ぐらいはある。 というかここは、日々思ったこととか読んだ本の感想とかそんなものを書き溜める日記のようなものである。 池上永一という作家は、とんでもない球を投げるけれども何処へ投げるのかわからないノーコンピッチャーという印象が拭えません。ちなみに、ここでいうとんでもない球というのは単に猛スピードの球のことではなく、魔球。 「夏化粧」は、魔球の度合いを犠牲にしてコントロールの方を重視した作品という印象があったんだけれども、読んでみたら違いました。というか、コントロールを重視してもここまで暴走するのかとあきれかえるやら、うれしくなるやら。 池上永一の作品としては珍しくオジィが登場して重要な役割を果たすのだけれども、やはりオバァには敵いません。作中ではすでに
大手町の経団連会館で、JAXA主催の「月周回衛星(SELENE)シンポジウム 『カウントダウンSELENE〜月探査の新世紀〜』が開催された。 JAXA|月周回衛星(SELENE)シンポジウム 「カウントダウンSELENE〜月探査の新世紀〜」の開催について SF小説家の小川一水さんが参加されるので、知人を連れ立って参加してきた。到着したのは午後だったので、各国の月探査計画発表でちゃんと見ることができたのは、中国の嫦娥プロジェクトぐらいだった。なるほど、中国はロケットが神舟で、探査機は嫦娥なのか。確かに理屈には合ってる。とすると、地球側の中国基地は、弓の名人のゲイだったりするのかなぁと思ったりとか。 さて、いよいよ小川さんも参加するパネルディスカッション「SELENE及び将来の月探査への期待」がはじまる。手を挙げて発言する一般の人の多くが小川さんの「第六大陸」を読んでいるので、なんか感慨深いな
やや唐突ですが僕の友人のユダヤ系アメリカ人から面白いメモをもらったので、本人了解のもと転載します(名前は一応仮名にしておきます)。原文は英語ですが適当に訳してみました。事実誤認など突っ込みどころ満載なんですがあまりに面白いのでそのままにしてあります。 僕から見ると皮肉が利きすぎているように思うのですけど、本人はいたって大真面目のようです(笑)。どっかに載せるつもりなんだろうか。止めといた方がいいと思うけどなあ。わはは。 日本語で上手な文章を書くには アイザック・シュワルツ(仮名) 私たちには日本の公立学校に通う小学6年生の娘がいる。彼女は小学生になる前から日本で暮らしているため日本語には不自由していないのだが、毎年の夏休みの課題でどうしても良い評価をもらえないものがある。読書感想文だ。 日本の小学校には課題図書というものがあり、全国の小学生たちはみな同じ本を読んでそれについて感想文を書くこ
地中美術館に関して、僕は最初に「美術的に最も良い」と言っておきながら、思わず親密な気分に「させられる」と書いてしまったり、あるいは「息苦しさがある」と書いている。この理由について考えた。最初のエントリで僕は、モネの部屋の展示があまりに厳格であることを示したが、他に美術館の動線、すなわち「歩き方」がかなり制御されていることも大きな要素だと思う。 この美術館は長い通路が特長だと昨日書いたが、改めて言えばこの道のりは基本的に狭い道・坂・階段で、美術館の順路の半分くらいは最初から選択肢がない。ウォルター・デ・マリア、モネ、タレルの3作家のうち、ほとんど自動的にデ・マリアの作品が最初に見られる事になっていて、その後、モネを見るかタレルを見るかの二者択一があるのだが、タレルの3作品に関してはパンフレットにご丁寧に製作年代順に見ることが推奨されている。モネの展示室は特別に用意されている前室から、最も大き
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