国土交通省は25日、成田空港に着陸した中国・大連発の中国国際航空951便(乗員乗客155人)が、空港の管制塔と無線交信しない状態で無許可着陸したと発表した。前後の航空機とは間隔があり、異常接近やけが人はなかった。同省が原因を調べている。 同省によると、同日正午過ぎ、同機は周辺空域の管制から、成田の管制に切り替えるよう指示を受けたが、直後から交信できなくなったという。レーダーでの交信は可能だったため着陸の手順に混乱はなく、午後0時12分にB滑走路に着陸した。着陸後、管制からの呼びかけに応答したという。