北海道エアシステム(HAC)は19日、釧路空港から同日午後2時45分に丘珠空港(札幌市)に到着した4992便「サーブ340B型機」の水平尾翼に不具合が見つかり、運航を中止したと発表した。 乗客1人と乗員3人が乗っていたが、けがはなかった。このトラブルで、同機を使用する予定だった4便が欠航し、126人に影響が出た。 同社によると、丘珠空港に到着後、機長から「着陸時に操縦かんが重かった」との報告があり、整備士が確認したところ、水平尾翼にある昇降舵を動かす部品に不具合を見つけたという。同社で原因を調べているが、「通常飛行しており、重大インシデントなどではない」としている。 不具合が見つかった機体の部品交換は、20日午後2時頃までかかる見込みで、少なくとも5便が欠航する予定。約110人分の予約がキャンセルになるという。