フィギュアスケートのペアで高橋成美(木下ク)と組むカナダ人のマービン・トランが2014年ソチ冬季五輪出場のため日本国籍取得を目指している問題で、法務省は15日、現行法の解釈では特例でも「当てはめるのは難しい」との見解を示した。超党派のスポーツ議員連盟で報告した。 国籍変更に関しては、特別な功労があった外国人については国会の承認を得て特例を認める条項がある。しかし、法務省民事局担当者は日本に居住実績がないトランのケースについて「検討した結果、過去に前例がなく、政務三役も見解を了承している」と説明した。 スポーツ議連はトランの支援を継続する方針で、日本スケート連盟会長の橋本聖子参院議員は「過去5年間の日本代表としての実績を評価してほしい。前例がないから駄目というのは答えにならない」と述べ、年内の国会承認を要望した。 [ 共同通信 2012年5月15日 20:37 ] 前後の記事 - [