「日本航空」の植木義晴社長は記者会見で、3年前の経営破綻をきっかけに運航を取りやめた国内線のうち、ほかの会社の代替がない路線について、今後、運航再開を検討する方針を明らかにしました。 この中で植木社長は、「運休をした路線の中で、まずは代替手段がない路線を中心に地方路線の復活を検討したい。特に現在、航空便が入っていない路線が10程度あるので、地元と話をして順次考えたい」と述べ、休止した路線の復活を検討する考えを表明しました。日本航空は、経営破綻のあと株式を再び上場してから19日で1年になりますが、国の支援で経営再建が進められた経緯もあり、業績回復で得られた利益をいかに国民に還元するかが課題になっていました。 日本航空は今後、地元との調整と平行して、採算性についても調べたうえで、運航を再開する路線を決める方針です。