三原市議会の梅本秀明市議(78)が「子どもを産んでいない女性は非国民」とする趣旨の発言を過去にしていたことが16日、分かった。陶範昭議長が口頭で注意した。 【一覧】三原市議会議員 昨年12月、梅本市議の発言について指摘する文書が他の市議たちに届き、陶議長が事実なら相手の女性に謝罪するよう要請。梅本市議は当初、「4、5年前のことで記憶がない」としていたが、女性に直接確認し、「不適切な発言をして申し訳ない」と陳謝した。 梅本市議は同月の会派代表者会議で発言を巡って謝罪した経緯を説明。陶議長は他の市議にも人権への意識や理解を深めるよう求め、研修を実施する考えを示した。 梅本市議は「今後は言動に十分に注意する」としている。梅本市議は2005年に市議に初当選し、15年5月から約2年間、議長を務めた。