中小企業などに最大二百万円を支給する持続化給付金で、国から事業の委託を受けた一般社団法人サービスデザイン推進協議会のトップである笠原英一・代表理事が六月八日付で辞職することが分かった。この法人を巡っては、給付業務の大部分を広告大手の電通に再委託し、国からの七百六十九億円の委託費の97%を払うなど業務の不透明さが表面化している。
「介護に追い詰められている人もいるのに、介護時間の長さを美徳にする。憲法にもかかわる個人の選択なのに、彼氏がいない女性などと行政が取り沙汰するのは問題だ」。愛媛県議の武井多佳子さんは憤る。 動画は約五分。ドラマ仕立てで「愛媛県まじめ会議」を舞台に、職員が県の知名度アップのためのアイデアを出し合う設定だ。男性職員が「まじめな県民性」に焦点を当てようと、ボランティアや介護の時間が長いとするデータを紹介。「自転車に乗るときにみんなヘルメットをかぶっている」「彼氏がいない独身女性が多い」とも。
静岡市で八日にあった大相撲春巡業「富士山静岡場所」で、力士が土俵上で子どもに稽古を付ける「ちびっこ相撲」に、毎年参加していた小学生の女児が参加できなかったことが分かった。主催者側に日本相撲協会から直前に「女の子は遠慮してほしい」と連絡があった。 富士山静岡場所は前身を含め二〇一三年から毎年開催。少なくとも昨年までの三年間は、ちびっこ相撲で女子児童が土俵に上がっていた。今年は静岡市と静岡県焼津市の相撲クラブの女児五人程度が参加する予定だった。 主催した実行委員会の幹部によると、静岡場所を担当する日本相撲協会の荒磯親方(元幕内玉飛鳥)から四日に電話があり、ちびっこ相撲に女児を参加させないよう要請された。ちびっこ相撲には結局、焼津市と静岡市の相撲クラブの男子のみ約二十人が参加した。 電話があった四日は、京都府舞鶴市での巡業で、土俵上であいさつをしていた多々見良三市長が突然倒れ、看護師の女性らが駆
「匠(たくみ)」と呼ばれる建築士が住宅をリフォームする人気テレビ番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」で、改修工事を請け負った愛知県東海市の建設会社が大幅に追加工事費がかかったとして、番組を放送した朝日放送(大阪)や番組制作会社ジャンプコーポレーション(東京)、建築士事務所などに約二千九百万円の支払いを求め、近く名古屋地裁に提訴することが分かった。放送倫理・番組向上機構(BPO)にも近く、申し立てをするという。 建設会社の代理人弁護士によると、リフォーム代金は当初、二千二百万円の予定だったが、建築士や制作会社の指示で追加工事が複数発生。代金は約五千万円に膨らんだものの、追加工事費は支払われなかった。契約時の覚書では、工事代金が予算を超過する恐れが生じた場合は制作会社や施主と協議するとしていたが、予定外の工事に対する相談はなかったという。
校内に設置された鉄道車両などを見学する中学生や保護者ら=5月25日、東京・上野の岩倉高校で(淡路久喜撮影) 鉄道好き少女よ、大志を抱け-。日本最古の鉄道学校として知られる私立の男子校「岩倉高校」(東京都台東区)が、来春から男女共学になる。開校百十八年目の「門戸開放」は少子化社会を見据えての決断だが、女性鉄道ファンの裾野の広がりも反映している。鉄道業界で働く女性が増えていることも後押しした。 (中山岳) 「こんな設備があるなんて」。室内のスクリーンで、特急電車の運転台からの風景映像が流れる。五月末、岩倉高校が開いた本年度最初の校内見学会。実習室にある実物の電車の車体や運転台を目にして驚く中学生の男子生徒に交じり、女子生徒が食い入るように見つめる。 その一人で、新宿から来た中学三年生の沢田凜(りん)さん(14)は「絶対に進学したい」と第一志望宣言。「小学生のころから電車に乗るのが好き。将来は車
ソニーが九日に発表した二〇一三年三月期連結決算は、純損益(税金などを差し引いた後の最終的な利益や損失)が四百三十億円の黒字だった。一二年三月期は四千五百六十六億円の赤字で、純損益の黒字化は五期ぶり。
JR常磐線の亀有駅から横浜駅に行く時、切符を買うと運賃は七百八十円。ところが「Suica(スイカ)」や「PASMO(パスモ)」などのIC乗車券を使い横浜まで行くと九百十円引かれる。亀有駅と隣の金町駅を利用すると、この二重運賃が発生する。同じルートを利用しても料金が異なる不可解な問題は国会でも問題になったが、JR東日本ではシステム上の問題などから是正は難しいとしている。 (清水俊介) 二重運賃は「JR→東京メトロ→JR」と乗り継いだ時、切符を購入するか、IC乗車券を利用するかによって生じる。切符を買う場合、二回乗るJR区間の距離を合算して運賃を算出する。IC乗車券の場合は、前のJR区間、メトロ区間、後のJR区間それぞれの運賃を足す。 亀有から横浜に行く時、通常はメトロ千代田線直通の常磐線に乗り、西日暮里で再びJRに乗り換える。切符でもIC乗車券でもメトロ運賃の百六十円は同じだが、JR料金は切
サッカー・Jリーグ2部(J2)の水戸ホーリーホックが、本拠地・ケーズデンキスタジアム水戸(Ksスタ)の収容人員が基準に満たないために来季J1に上がる資格を失った問題で、スタジアムを所有する水戸市の高橋靖市長は三日、Ksスタの客席を増設しない考えを明かした。現在のルール下でKsスタをホームグラウンドとする限り、ホーリーホックは再来年以降もJ1に昇格できないことになる。(永山陽平) Ksスタの収容人員は一万百三十六人。J1の基準の一万五千人を満たせなかったため、ホーリーホックはJリーグが来季から導入するクラブライセンス制度でJ1に昇格するためのライセンスを得られなかった。 リーグ戦で上位に入ってもJ1に昇格できない事態に、高橋市長は「施設のせいでJ1に上がれないのは残念。個人的に増設してあげたい思いはある」と気遣った。一方で「市には優先順位がある。(震災で壊れた)市役所の庁舎をどうするか決まっ
十三日午前七時四十五分ごろ、横浜市中区日本大通の、みなとみらい線日本大通り駅で、上りホームにいた私立高校三年の女子生徒(18)が線路に転落。元町・中華街発渋谷行き普通電車が迫っていたが、いずれも通勤途中の、会社員戸田真人さん(40)と、神奈川県警横浜水上署地域課の長崎光久巡査長(53)が、とっさに線路へ飛び降り、生徒を側溝に押し込み間一髪で救助した。 加賀町署によると、女子生徒は額を切る軽傷。男性二人にけがはなかった。電車の運転士は転落する生徒に気付いて急停止したが、転落した地点を約二十メートル通り過ぎて止まった。同駅は地下駅で、ホーム両側に上りと下りの線路があり、ホームは高さ約一・一メートル。男性二人は、転落した生徒をホーム反対側の壁面下にある深さ二十五センチ、幅三十センチの側溝に押し込み、二人も側溝に覆いかぶさったという。
葛西臨海水族園(江戸川区)から脱走、先月二十四日に捕獲された絶滅危惧種フンボルトペンギンの幼鳥。七日、三カ月ぶりに展示場に戻され「帰還ペンギン」となったが、群れと離れて泳いだり、プールから上がって孤独にたたずむなど、仲間にとけ込めない様子が目立った。同園はペンギンを見守りつつ、脱走防止に知恵を絞る。 (村松権主麿) 「帰って来てよかったね」「おかえり」。展示場を訪れた人々から喜ぶ声が多く聞かれる一方、群れから孤立する姿を気遣う人も。「すぐに仲間入りできるか心配で見に来た」と言う女性会社員(32)は「緊張しているみたい。ペンギンにとって、捕まったのは残念だったのかも…」。
家電量販店が推奨するインターネットプロバイダー(接続業者)と契約すると偽り、ネット加入特典の割引価格で液晶テレビなどを購入したとして、埼玉県警新座署が詐欺容疑で住所不定、無職串田恵一容疑者(23)を逮捕していたことが二十三日、捜査関係者への取材で分かった。
国内有数のアカウミガメの産卵地で知られる三重県紀宝町と御浜町の七里御浜で、ふ化前後の卵や子ガメが台風12号の雨と高潮で、全滅した可能性が高いことが、紀宝町ウミガメ公園や環境省熊野自然保護官事務所(和歌山県新宮市)の調べでわかった。 同公園によると、両町ではアカウミガメが例年五月から八月にかけ、二百~千個がふ化する。今年は親ガメが六月十二日に初上陸し、八月十九日までに二十五頭が上陸、十五頭が約百個ずつ産卵した。例年は八十~九十日でふ化、子ガメは四日ほどで地上にはい出て海へ向かう。ふ化直前の卵は水を数時間かぶると窒息するが、台風の高潮、雨が二日以降、三日間続いたため生存が絶望的という。 産卵場所が波をかぶらなかった場合でも、流木が砂浜に大量に散乱しており、子ガメが海までたどり着くことは難しい状況。現地を見回った同公園飼育管理員の斎藤宏恭さん(22)は「全滅する悪条件がそろいすぎている」と肩を落
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