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ブックマーク / works014.hatenablog.com (17)

  • InDesignで組む2倍ダーシ - なんでやねんDTP・新館

    ある人気小説の後日談に登場する「怒っていた件のおじさま」*1人として、InDesignを使用アプリケーションとしたDTP組版時の2倍ダーシ(ダッシュ)の実現方法を纏めておきます。 一般的に使われている文字としては3種類あります。 U+2014(―:EM DASH)は、フォントによって位置も長さも異なります U+2015(―:HORIZONTAL BAR)は、天地センターにあるもののフォントによって長さが異なります U+2500(─:横細線素片)は、天地センターにあり長さも1字分丁度で、太さにもほとんど差はありません 縦組み時には、それぞれが自動的に縦横変換されるのは確認しました 一見するとU+2500がイイ(あるいは使いやすい)と感じられるかも知れませんね。 ちょっとU+2500で組んでみましょうか(以下は主にリュウミンを使用)…… 私個人の感覚でしかありませんが、隣接する文字によっては

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  • InDesignの各種スペース - なんでやねんDTP・新館

    InDesignでは「書式メニュー」の「スペースの挿入」から様々なスペースが挿入可能です。 それらの字幅や挙動について、色々と気になることがありましたので、少し調べてみましたので、。 その結果をここに公開しておきます。 一般的な全角スペース(和字間隔)・半角スペース(英文スペース)および件のメニューから挿入されるスペース類は「書式メニュー」の「制御文字を表示」*1をONにしておくと目視で確認できます。 フォントに依存しない字幅をもつスペースは「国」と「国」の間に全角分になるように複数入力してあります 例えば1/3スペースは3個、細いスペースは1/8幅なので8個…前後の2文字と合わせて3文字分の幅になっています 半角スペース(欧文スペース)の字幅はフォントに依存します…決して半角幅ではありません 右に例示してある文字列は「オブジェクトメニュー/オブジェクトサイズの調整」から「フレームを内容に

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  • Illustratorの「繰り返し文字の処理」 - なんでやねんDTP・新館

    Adobe Illustratorの段落パネルに「繰り返し文字の処理」という項目があります。 今まで文字組みは主にInDesignで行っていましたので、気付きませんでした。 そこで、検索してヘルプを覗いてみました……以下がその解説部分です。 お気づきだと思いますが、(右)と(左)が逆ですね 「禁則処理=なし」でしょうか…… で、ちょっと試してみました…… 行揃えは「行頭揃え」です(以下同) 左の例文は「繰り返し文字」はありませんので、処理としては無関係ですが、ヘルプにあるような「文中で同じ文字が続けて繰り返されている場合に、2番目の文字が繰り返し文字記号に置き換えられます」という挙動は確認できませんでした(却ってこの方が都合はイイでしょう)。 右の例文では「禁則処理」が有効になっていますので、追い出されています。 次に、「繰り返し文字(々ゝゞヽヾ)」を「弱い禁則」の「行頭禁則文字」から削

    Illustratorの「繰り返し文字の処理」 - なんでやねんDTP・新館
  • 半角約物と部分的なメトリクスカーニング - なんでやねんDTP・新館

    ある方のtwitter上の呟きを検証していて発覚したInDesignのバグ……twitter上では報告済みですが、ここにも記載しておきます。 (作例はInDesign CC ver.9.1ですが、CS4でも同様なことを確認しましたので間のバージョンでも……) - ↓ 全体が「和文等幅」では特に問題ありません。 ↓ コロンの後の文字位置を揃えツメ組みにするために、会場名の部分にメトリクスカーニングを適用します。 何故かコロンの位置が動き、「ト」の位置は動きません……が、以降にはメトリクスカーニングが効いています ↓ 回避策を探るうちに、ものは試しとコロン「:」の書体を変更してみました。 コロンをPr6NからProに……異なる書体間ではこの不具合は発生しないようです ※もっと単純にコロン「:」の前後アキを四分アキ固定にしてしまえばいいでしょうね。(この部分20170211追記) - コロンが動

    半角約物と部分的なメトリクスカーニング - なんでやねんDTP・新館
    lovely
    lovely 2013/12/17
    「よくわからないけどそういう仕様なんだろう」と思っていた私。バグだったのかw
  • イラレの段落先頭1字下げ設定例 - なんでやねんDTP・新館

    Illustratorの(文字組みアキ量設定による)段落先頭1字下げの設定手順の動画を作成し、YouTubeで公開した。 特にどうということのない設定だが、先日知人に質問されたこともあり、意外とこんなところで躓いている方もおられるかと思った次第。 「文字組みアキ量設定」そのものに関しては「Illustratorの文字組みアキ量設定について」の動画群(6)をご覧になれば理解いただけるかと思う。 ●イラレの(文字組みアキ量設定による)段落1字下げ Illustratorの文字組みアキ量設定によって段落先頭の1字下げを実現する方法を解説しています。InDesignで言うところの段落先頭括弧類の「起こしい込み」「起こし全角」の設定を含め計3種類になります(画面はCS6)。 日々の作業のご参考になれば幸いです。 ※段落先頭の1字下げを実現する方法はいくつかあるが、「文字組みアキ量設定」での方法を

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  • 欧文スペースの字幅と欧文ベースラインの判別方法 - なんでやねんDTP・新館

    掲示板の質問の中で、題と関連して「欧文スペースの字幅がわからない」旨の書き込みがあったので、簡単な方法を紹介しておこうと思う。 ※ここからは長ーい前振り……もっと簡単な方法をご教示頂いたので後半で提示する。ついでに欧文ベースライン位置の読み取りも可能みたい……。 ●欧文スペースの字幅 以下のような例を用意し、「オブジェクト/オブジェクトサイズの調整/フレームを内容に合わせる」を実行した。 結果、1行目の例のようにテキストフレーム内に欧文スペースだけを打ち込んで、「オブジェクト/オブジェクトサイズの調整/フレームを内容に合わせる」を実行してもフィットはしてくれないが、2行目の例のように、和字で挟んでやるとフィットする。 このフレームサイズをパネルから読み取って、和字の2em分を差し引けば欧文スペースの字幅がわかるという簡単な理屈。 この場合、11.665mmから20Q*2字分の10mmを

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  • 「行送りの基準位置」と「グリッド揃え」_再考 - なんでやねんDTP・新館

    InDesignには「行送りの基準位置」「文字揃え」「グリッド揃え」という設定項目があるが、その各項目の意味するモノ及びその関連について知らずして思い通りの組版は望めない。 当ブログでは、以前にも何回か取り上げたことだが、重要なことなのでアプローチを変えて再び記しておく。 まず、「行送りの基準位置」を判りやすく説明するために、「文字サイズ=20Q/行送り=20H(ベタ)」で下のようなテキストフレーム内の文字組み用意した。 この2行目を15Q、3行目を10Qに変更してみると…… ご覧のように「行送りの基準位置」の設定によって、文字の位置は大きく違いが出来る。 しかし、一見すれば判るように何も難しく考える必要はなく、「行送りの基準位置」の設定を 「仮想ボディの上(右)」とした場合は、当該行の下(左)に「文字サイズと行送りとの差」がアキとして発生し、 「仮想ボディの下(左)」とした場合は、当該行

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  • 文字組みアキ量設定を少し変更するだけで_一例 - なんでやねんDTP・新館

    昨日の記事の組み方を考えてみた(もちろん使用アプリケーションは不明だが)。 文字サイズ・行送り・行長などはスキャン画像に合わせる方法で確定したので近似値でしかないが…… 約物全角のベタ組み・行頭揃えで組むと以下のようになる(文字組みアキ量設定=行末約物半角)。 ※創業者名「森澤信夫」を「信雄」と誤植している……ご勘弁願いたい。 また、画像のサイズも統一されておらず……比較し難いモノとなってしまった。 この状態で文字組みアキ量設定を行中約物の最適値=0%/最大値50%に変更した設定と、最終行から割り出した文字ツメ15%を適用しても このような状態にしかならず、改行位置は文章の意味を考慮して決定していると考えられる。 フレーム左右を見と揃え、ジャスティファイ(行頭行末揃え/最終行ナリユキ)に変更して画像と並べてみた。 ぶら下がりの有無、和欧文間のアキ量設定及び3点リーダー部分に違いがあるが、

    文字組みアキ量設定を少し変更するだけで_一例 - なんでやねんDTP・新館
    lovely
    lovely 2010/09/14
  • 「モリサワ」発行小冊子の文字組版例 - なんでやねんDTP・新館

    以下は、何かのイベントでモリサワ社へ訪問した際にいただいた、「新社ビル コンセプトブック」と題された小冊子の1頁目の見出しと文部分。 どなたのディレクションかは判らない。 自社の組版ソフトもあるワケだから、使用アプリケーションも判らない。 約物は基半角ですか……*1 中黒を使った三点リーダーですか……*2 字送りはどうなっているんでしょう…… 少なくとも、 一般にいう(見た目のアキを揃える)プロポーショナル組みではなさそうだし…… 全体に、InDesignでいうところの(アキを比率でツメル)文字ツメをゆる〜く掛けてるような感じ……*3 結局、ジャスティファイによる調整で漢字の間にも調整量が割り振られ……*4 で、ぶら下げ組みですか……*5 でも、約物はあくまでも半角固定かなと思うと…… そうでもなかったり……ならその件に関しては文句はないのだが…… もしかして文章の内容を考慮して改

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    lovely 2010/09/13
  • Illustratorでの文字組_結論_やはりアキマセン - なんでやねんDTP・新館

    ここ最近、Adobe Illustrator を使用した文字組みについて5ほどの記事を書いてきたが、これを最後にしようと思う。 段落スタイルや文字スタイルを含めて、他にも触れておいた方がいい機能(設定)は多いが、やはり前回触れた肝腎の「文字組みアキ量設定」の件が気になって、書き進める気にならないのが大きな理由。 私の大きな不満点を二つだけ挙げておく。 ●禁則調整方式として、InDesignには搭載されている「調整量を優先」の設定が不可能なので、行中で発生する1字分に満たないアキに関しては、ほとんどの場合(行頭・行末禁則に関わらない限り)、そのアキを各字間に割り振ってしまう、追い出し処理しか出来ない点。 これを追い込む方向で処理するには、(当該行全体に−トラッキングや文字ツメを使用しない限り)調整可能箇所に適切なツメを施す必要があり、その数によっては大変な手間が要求されるハズ。 ●約物の前

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    lovely
    lovely 2010/07/06
  • オバカな組版例_07 - なんでやねんDTP・新館

    事務所の郵便受けに投げ込まれていた20頁ほどのマンション管理会社絡みの小冊子より。 均等アケ組みを否定はしないが……、せめて句読点の前後はもう少し手を入れるべきでは? これでイイと思う頭が理解出来ない。 ダブルクォーテーションも新しい使い方*1……と言うべきか? 何とも情けない。 そもそも(以前の例にもあるように)頭末揃えで約物半角固定の風潮はなんとかならんのかなぁ……と思ってしまう今日この頃。 イラストレーターで組んであると思われるもの(この例もそうだろうが)に、組版演算がちゃんと出来ていないのでは? という例が多い。 デザイナーさんやイラストレーターさんが組版も担当する世の中なので、基的なことが理解できていないのだろう(なんとかスクールで教えないのか?)。 機会があれば「組版演算の基礎」を記事にしたいと思っている。 - ついでに、今日お寺さんに上げた画像。 イラレの「約物全角」を元に

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    lovely
    lovely 2010/03/16
    ダブルクォーテーションも新しい使い方……。
  • 禁則調整方式=調整量を優先のすゝめ_再01 - なんでやねんDTP・新館

    予告していたDTP Booster 005の発表で中途半端に終わってしまった「禁則調整方式/調整量を優先」の件。 以前にも同様な「禁則調整方式=調整量を優先のすゝめ」という記事を書いたが、より詳しく展開するつもり*1。 (環境: MacOSX, InDesign ver.5.0.4) 禁則調整方式の「調整量を優先」について、各種マニュアルでは、「文字を追い出したときの文字間隔が、文字を追い込んだときに圧縮される文字間隔に比べて極端に広くなる場合に使用する」など、ヘルプをそのまま引き写した解説でしかなく、その機能を充分に理解したうえでの記述とは考え難いものがある。 そういうことではなく、その機能の注目すべき点は「文字組み設定の手引き」にもあるように、「禁則対象文字であるかないかを問わず」という点にある。 で、マニュアルなどを通じて、その誤った理解が蔓延しつつあると考えられる今、私なりの理

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  • フォント毎に差異のあるツマり具合 - なんでやねんDTP・新館

    参考までに各種カーニング設定のフォントによる相違をBooster005のフォローpdfより再掲しておく。 ●このフォント(小塚明朝B)ではペアカーニングの設定が甘いため、差が判然としないのだが…… 一番上のプロポーショナルメトリクスは、Font内部のプロポーショナル情報に基づいてツメられ、メトリクスはそれに隣り合った文字毎に特有のペアカーニング情報(括弧書き部分)を加味してツメる(これもFont内部に情報がある)。 このFontの場合はあまりペアカーニングの設定がないが、全体的なバランスはとれてはいる。 ※オプティカルはInDesignが判断する。 ●ペアカーニングの設定が有りそうな文字を並べてみたが…… Font内部の情報の出来が悪いと言ってしまってもいいのだが、この場合はオプティカルがベストなように思われる。 ●フォントを変更してみる…… この辺りまでは、さらにシビアにツメるベースとす

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  • オバカな組版例_06 - なんでやねんDTP・新館

    合成フォントの組み合わせも適切なモノを考えるべきだという例。 事務所に来る置き薬屋さんが置いていってくださった情報誌の表紙部分(右)と中面のタイトル部分。 (おそらく)モリサワのA1明朝と秀英かなの組み合わせ。 凝ったつもりだろうが、漢字部分にはA1明朝特有のボケが効いているのに仮名はボケていない……明らかにミスマッチだと思う。 下も同じで、一番下のピンクだけがすべてA1明朝の組み*1。 そういえば、いつだったか文組版を担当した書籍で、著者紹介と奥付をデザイナー(装幀者)がイラストレーターで組んだモノを支給されたのだが、すべてA1明朝で組んであった*2。 「オイオイ、使うところを考えろよ」と言いたかったが、うるさがられてもイヤなので「どうでもエエわ」と考え直して、そのママ貼り込んでおいたことがある。 ●ついでなのでイベントの紹介を3件 未だミクシィにしかあがっていないが、DTP Boos

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    lovely 2009/12/16
    合成フォントの組み合わせにセンスが問われる
  • 角丸ボックス内のセンタリング_二番煎じ - なんでやねんDTP・新館

    ミクシィ経由でIuDesign居残り補習室(いき♂)さんの「表組に角丸を設定するには」という記事を読んで思いついたこと。 (でも、二番煎じだったようだ……詳細は末尾に。 尚、環境は MacOSX10.4.11, InDesign CS2…いまだに) このようなテキストがあるとする。 テキストフレームに必要なマージンを設定し、 「オブジェクト/オブジェクトサイズの調整/フレームを内容に合わせる」を実行する。 指定されたラウンド枠を適当に作成して、先のテキストフレームをコピーしてから、枠をクリックし、「編集/選択範囲内にペースト」を実行する。 さらに「オブジェクト/オブジェクトサイズの調整/フレームを内容に合わせる」を実行すれば出来上がり。 文字数が減った場合には ダイレクト選択ツール(白矢印)でテキストフレームに「オブジェクト/オブジェクトサイズの調整/フレームを内容に合わせる」を実行し、

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    lovely 2008/11/23
  • 禁則調整方式=調整量を優先のすゝめ - なんでやねんDTP・新館

    以前の記事で、「パーレン部分のQ数を下げたり、欧文が頻出するような文組で、基的な設定を自分で決められる場合は『ブラ下がりなし/調整量を優先』を選択する」としていたが、少々考えが変わったことは前回書いたのだが、それは別にして、「ぶら下げなし」組版について考えてみたい。(未だInDesign CS2での話) 「ぶら下げなし」組版を採用している場合、どうも一般的には追い出し処理が多く行われているようなのだが、はたしてそれで正解なのだろうか? その理由として、たとえば半角分の調整を句読点部分などで処理した場合に読みにくくなること、あるいは行中に調整可能な約物がない場合に追い出ししか選択できないことを想定し、追い込みと追い出しの混在をなるべく避けるためには追い出し処理を優先した方がいいのではないかとする意見がある。 もしかして、活版時代には約物以外はアケルしかなかった行中調整において、手動写植以

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    lovely 2008/07/09
  • オプティカルカーニングについて - なんでやねんDTP・新館

    n-yujiさんが「文字ツメ」と「オプティカルカーニング」について。というタイトルで言及されていることについて、書籍組版が主なのであまりツメは使用しないが、持論を少し(反論ではありませんよ、念のため)。 (末尾に参考pdfダウンロード有り) あちこちでやたら推奨されている文字ツメは補助的な機能であるとする意見には大賛成。 InDesignの%で指定する文字ツメ機能は図を見てもらえば一目瞭然だが、 文字ツメ0%の際のアキを100%とした場合に、そのアキを何%ツメルかということでしかない。 私の感覚ではこんなものをツメ打ちなどと言うたらアキマセン。 フォントによってはメトリクスでは詰まらないことも多いのでそれも使用しない*1。プロポーショナルメトリクスではややツマリ過ぎが気になる。 ※この辺りの考え方は(フォントに依ることもあり)変わってきているのではあるが……フォントによって適用するカーニン

    オプティカルカーニングについて - なんでやねんDTP・新館
    lovely
    lovely 2008/02/15
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