9月26日に伊丹空港の保安検査場でナイフを所持した男性客を、全日本空輸(ANA/NH)から委託を受けた警備会社「にしけい」(福岡市)の係員が通過させた問題で、ANAは10月2日、男が羽田空港で同社の国際線に乗り継ぎ、インドネシアのジャカルタに到着し、1日に帰国していたことを明らかにした。この影響で26日は国内線71便に欠航や遅延が生じ、8653人に影響が出た。男が搭乗した便で、乗客乗員のけがやハイジャック等の事件は発生しなかった。 ナイフを所持した男は伊丹から羽田経由でジャカルタへ出国。1日に帰国が確認された(資料写真)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire —記事の概要— ・搭乗便の機内探すも見逃す ・ナイフ男、ジャカルタへ ・ナイフ男の足取り ・時系列で見る9月26日 搭乗便の機内探すも見逃す ANAによると、男が機内に持ち込んだのは折りたたみ