アフリカ東部エチオピアで3月、乗員・乗客157人を乗せた米ボーイングの最新鋭小型機「737MAX8型」が墜落した事故をめぐり、米ABCテレビは3日、離陸時に鳥などの障害物が機体のセンサーにぶつかったことが原因だったと報じた。エチオピアの当局は4日にも初期調査の結果を公表する予定だ。 この事故の調査に詳しい航空関係者2人の話としてABCが報じたところでは、障害物との衝突によって機体の傾きを測るセンサーが不具合を起こした。それが機体の失速を防ぐための飛行システムの誤作動につながり、機首を自動的に引き下げて墜落に至ったとみられる。初期調査の報告書には、こうした経緯が盛り込まれる見込みという。 737MAXが昨年10月、インドネシアで墜落した事故も、同じセンサーの不具合が飛行システムの誤作動を引き起こしたことが原因とみられていた。 このセンサーは機体先端部の…