全日本空輸は14日、新規航空会社のスターフライヤーの株式を買い増し、同社株約18%を保有する筆頭株主になったと発表した。今月12日付で、これまでの筆頭株主だった米国のベンチャーキャピタル・ファンドから株式を取得した。投資額は約24億円という。 全日空は2005年からスターフライヤーと業務提携し、07年から羽田-北九州線でコードシェア(共同運航)を実施している。今後も提携関係をさらに維持・強化するのが株式取得の狙いとしている。 一方、スターフライヤーは「(全日空側から)当社への経営関与を目的としたものではないと報告を受けている。当社の経営の独立性は保たれる見通し」とするコメントを発表した。