中国で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、留学先の武漢から日本政府のチャーター機で帰国した女子大学生がNHKの取材に応じました。現在は政府が用意した宿泊施設に滞在していて、部屋にほぼ閉じこもった生活を送っているとしたうえで、「私だけが武漢を出る申し訳なさと、日本の方々に不安を与えるという心配があり素直に帰国を喜べない」と心境を語りました。 中国語の勉強のため武漢の大学に留学中の20代の女子大学生は、日本政府のチャーター機の第2便で先月30日に帰国しました。発熱などの症状はみられませんでしたが、経過観察のため、埼玉県和光市にある政府の宿泊施設に滞在しています。 大学生によりますと、宿泊している部屋はホテルと同様の設備が整っていて、部屋の扉にかける形で、1日3食の弁当が支給されています。また着替えなどは各フロアに備え付けの洗濯機で自分で洗濯しているということです。 ただ、フロア以外に移動する