6年前に北海道で起きた貨物列車の脱線事故のあと、国などに改ざんされたレールの検査データを報告したとして、JR北海道の当時の責任者3人と法人としてのJR北海道が鉄道事業法違反などの罪に問われた裁判で、札幌簡易裁判所は、3人に無罪を言い渡しました。一方で、JR北海道には罰金100万円の判決を言い渡しました。 平成25年9月にJR函館線で起きた貨物列車の脱線事故では、レールの検査データの改ざんが明らかになりました。 JR北海道本社工務部の奥芝義人元副部長(56)など当時の責任者3人は、レールのずれを小さくしたうその記録を国などに報告したとして、法人としてのJR北海道とともに鉄道事業法違反などの罪に問われましたが、一貫して無罪を主張していました。 6日の判決で、札幌簡易裁判所の結城真一郎裁判官は「改ざんではなく数値の誤りの訂正だと理解していたとしても説明が可能で、改ざんを認識していたとまでは言えな