生産性向上のために効果的なデバイスとして、液晶ディスプレイの注目度が上昇している。その背景には、働き方改革の名の元にフリーアドレス、テレワークが導入され、ノートPCの支給が増えていることがある。ノートPCには、さまざまな場所に持ち運んで仕事ができるというメリットがある反面、相対的に画面が小さく、作業効率が低下しがちで、疲労も蓄積しやすいというデメリットもある。 疲労と生産性の関係については、近年「健康経営」の観点からも注目されている。健康コストの中でも要注意なのが「プレゼンティズム」という状態だ。「アブセンティズム(欠勤)」までに至らないものの、眼精疲労や肩こり、腰痛などを抱えたまま勤務してパフォーマンスが悪化している状態のことをいい、実はこれがオフィスの生産性低下に大きな影響を与えているという。 眼精疲労や肩こり防止のためには、適度な運動を挟んだり、作業姿勢を改善したりすることが有効だと