連載「.NET TIPS」 Visual Studioのソリューションやプロジェクトの名前を変えたいことがある。例えば、開発スタート時には適当な名前を付けていたが正式な呼称が決まったとか、ソリューションやプロジェクトをコピーして名前を変えて使いたいといったような場合だ。本稿では、ソリューションやプロジェクトの名称変更の方法を、3種類に分けて解説する。
社内に古いInternet Explorer(IE)専用Webページ/アプリが残っていたり、自治体などのIEしか対応していないWebサイトへアクセスが必要であったりするせいで、いまだにIEの利用が強いられている。しかも、IEでは利用できないネットサービスが増えていて、他のWebブラウザと併用せざるを得ず、面倒だ……。 さらに、2022年6月にはブラウザとしてのIEのサポートが終了し、IEが起動できなくなるとのこと。このままでは、IE専用のWebページ/アプリを使い続けられなくなる。かといって、IE以外のブラウザでも利用できるようにサーバ側のシステムを改修するのは到底間に合わない……。 このような場合、Chromiumベースの「Microsoft Edge(以下、Edge)」への移行を検討してみるとよい。「IEモード」という、EdgeのタブでIE専用のWebページ/アプリをシームレスに表示で
山市良のうぃんどうず日記 筆者が14年以上も使い続けてきた理由、それは面倒だったから 問題のPCを購入したのは2005年7月なので、付き合いは14年と数カ月になります。購入当時「ハイエンドワークステーション」と呼ばれていたもので、Intel Pentium 4 Extreme Editionプロセッサ(3.73GHz、Hyper-Threadingテクノロジー対応)、DDR2 4GBメモリ、320GB SATA HDD(7200rpm)、「Windows XP Professional x64 Edition」のプリインストールモデル構成で、本体だけで20万円以上したと記憶しています(写真1)。 その後の数年で、Intel Pentium Dプロセッサ(3.40GHz、Hyper-ThreadingおよびIntel VT対応)に換装し、メモリをさらに2GB追加(合計6GB)、グラフィックス
Windows 8.1とWindows 8.1 Updateは、製品名もバージョン番号もビルド番号も同じ。スタート画面やタスクバーで簡単に識別できますが、プログラム的に識別したいこともあるでしょう。昔書いたスクリプトを修正して、作ってみました。 連載目次 簡単なバッチファイルでできた、古き良き時代 多数のWindows PCを管理したことがある人なら、Windowsのバージョンを識別するバッチファイル(.batや.cmd)やスクリプト(.vbsや.ps1)を一度は書いたことがあると思います。 Windows 95やWindows 98、Windows NTが全盛の90年代後半なら、以下の「NTOR9X.BAT」のような簡単な分岐で、Windows 9xで実行したいコマンドとWindows NTで実行したいコマンドを一つのバッチファイルに記述し、ログオンスクリプトなどに仕込んでいたのではない
「セーフモード」でも起動できず、「システムの復元」も利用できないWindows PCは、「システム回復オプション」の「コマンドプロンプト」で何とかしましょう。 連載目次 原因を特定できたら、その原因を取り除く 前回は、Windows PCのローカルディスクにインストールされている「システム回復環境」(Windows Recovery Environment:WinRE)、あるいはWindowsのインストールDVDメディアから起動するWinREや「Windowsプレインストール環境」(Windows Preinstallation Environment:WinPE)の「コマンドプロンプト」を使用して、正常に起動できなくなったWindows PCのレジストリをオフラインで編集してシステムエラー発生時の既定の動作を変更したり、オフラインでイベントログを参照したりする方法を紹介しました。 トラブ
2回にわたって「セーフモード」や「セーフモードとネットワーク」でトラブルを解決する方法を説明してきましたが、セーフモードですら起動できなくなってしまったPCには、どう対処しましょうか。 連載目次 なんとなく原因が分かっているPCの起動失敗 毎月恒例のWindows Updateを実行してPCを再起動したら、あるいは新しいアプリをインストールしてPCを再起動したら、正常に起動しなくなったという場合、PC初心者ならきっと途方に暮れてしまうでしょう。 よく見ると何か青い画面が一瞬表示されるものの、延々と再起動を繰り返したり、あるいはようやく起動しても画面が真っ黒いままでマウスが反応しなかったりといった症状です。Windowsがスタートアップ環境を自動修復しようとして失敗し、それを永遠に繰り返しているように見えるかもしれません。しかし、筆者個人の経験では、ソフトウェア的なシステム変更が原因のWin
Hyper-Vで仮想マシンの画面を操作するには、Hyper-Vマネージャで対象となる仮想マシンへ接続する。 Hyper-Vで作成した仮想マシンを利用する場合、通常は、Hyper-Vマネージャで対象となる仮想マシンを選択後、右クリックしてポップアップ・メニューから[接続]という項目を選択する。すると独立した仮想マシンのウィンドウ(「仮想マシン接続」という)が表示される。 だがこの方法ではいちいちHyper-Vマネージャを起動する必要がある。Hyper-Vマネージャ(および仮想マシン接続)は、Windows Server 2008(64bit版)でなくても、32bit版のWindows Server 2008やWindows Vistaでも利用できるが(TIPS「Windows Server 2008のHyper-Vをリモートから管理する(ドメイン編)」「Windows Server 2008
Windows 10を操作する上で、デスクトップやエクスプローラー、タスクバーの使い勝手が作業効率に大きく影響する。特にタスクバーは、起動しているアプリを表示したり切り替えたりできる他、よく利用するアプリをピン留めして素早く起動できるようにするなど、Windows 10の操作性に大きな影響を及ぶすものだ。 タスクバーの表示は柔軟にカスタマイズできるので、タスクバーを自分の使いやすいように変更して作業効率を向上させよう。 タスクバーを固定/固定解除する タスクバーを操作していて、うっかりマウスでドラッグしてしまいタスクバーの幅(高さ)が広がったり、位置が変わってしまったりして驚いたことはないだろうか。 このような場合、タスクバーを固定しておき、広がったり位置が動いたりしないようにすればよい。それには、タスクバーの空いているところを右クリックし、メニューの[タスクバーを固定する](マルチディス
続・進まないWindows Update、やっぱり止まっていなかった:山市良のうぃんどうず日記(131)(2/2 ページ) 更新の仕組みはハードリンクの付け替え Windows Updateでは、更新プログラムで更新された新しいバージョンのバイナリファイルが「C:\Windows\WinSxS」ディレクトリにコピーされます。例えば、「C:\Windows\System32」ディレクトリ内のシステムファイルは更新で直接書き換えられることはなく、「C:\Windows\WinSxS」ディレクトリ内にある最新バージョンのシステムファイルに対するハードリンクの付け替えで行われます。 コマンドプロンプトで次のコマンドラインを実行してみてください。「fsutil hardlink list」は、ファイルに存在するハードリンクを列挙します。その結果、「C:\Windows\System32\ntdll.
続・進まないWindows Update、やっぱり止まっていなかった:山市良のうぃんどうず日記(131)(1/2 ページ) Windows Updateが動作していて、フォアグラウンドの作業が重く、しかもWindows Updateがなかなか進まない状況に遭遇したことはありませんか。画面をただ眺めているだけでは、進んでいるのか、いないのかが分からず、結局失敗して時間の無駄に終わるということも……。他にすることがなく、時間を持て余しているのなら、進んでいることが分かる詳細を追跡してはいかがでしょうか(本稿の最後に注意点というかオチがあります)。 山市良のうぃんどうず日記 なかなか進まないWindows Update、その間、君たちはどう過ごすか! 今回は、2017年6月に書いた以下の記事のアップデート版です。以下の記事では、Windows Sysinternalsの「Process Moni
以前、Webサイトに載っている動画やアニメーションなどの「動く」コンテンツを閲覧するには、Adobeの「Flash Player」が必須だった。PCに慣れた多くの読者にとってFlash Playerはなじみのあるプレイヤーだろう。 そのFlash Playerのサポートが2020年12月31日で終了したことをご存じだろうか? 「サポートが終了する」とはどういうことなのか? どのように対処すればいいのか? サポート終了後、Flashのコンテンツは全く再生できなくなってしまうのか? 本TIPSでは、Windows 10を対象として、こうした疑問について説明したい。 Flash Playerの「サポート終了」とは? Flash Playerのサポート終了で、エンドユーザーに最も影響が大きいのは、ウイルス感染などに悪用できるセキュリティ上の不具合「脆弱(ぜいじゃく)性」が新たに見つかっても、解消さ
マイクロソフトライセンス認証(Microsoft Product Activation):Windows Q&A(1/3 ページ) Windows OSやOfficeに代表されるマイクロソフトのソフトウェア製品に導入されている「ライセンス認証(プロダクトアクティベーション)」。その仕組みは? どんなことに注意すべきか? Q:マイクロソフトライセンス認証とは? A:ソフトウェアの不正コピーを防止するために、マイクロソフトが開発した仕組み。英語名はMicrosoft Product Activationで、MPAと略記されたり、米国の一部のメディアでは、Windows Product Activationを略してWPAと呼んでいるものもあるようだ。日本語では「マイクロソフトライセンス認証」とか「マイクロソフトプロダクトアクティベーション」と表記される。ライセンス認証が初めて採用されたOffic
安全なパスワードとは? パスワード管理の重要性についてはいうまでもないが、パスワードに使う文字列に簡単なものを使用しない、というのも破られにくいパスワードの必要条件である。例えばユーザー名と同じ文字列や、単語の末尾に数字を付加しただけといった、類推が容易なパスワードは安全性が低い。 このようなパスワードを使用しないようにユーザーを教育するという方法も1つの手であるが、可能ならばシステム側でそのようなパスワードの使用を禁止できるとよい。そうすれば、すべてのパスワードがある程度の強度を持つことになり、脆弱(ぜいじゃく)なユーザー名/パスワードの組から、重要な情報が漏えいしたり、システムが攻撃されたりする危険性を多少なりとも下げることができるからだ。 Windows OSでパスワードの「複雑性」を強制する [管理ツール]の[ローカル セキュリティ ポリシー]や、Active Directoryの
●.NET Application Updaterコンポーネント マイクロソフトが提供している自動更新用のコンポーネントとしては、.NET Application Updaterコンポーネント(以下AppUpdater)がある。 これはもともと、テラリウムと呼ばれる一種のシミュレーション・ゲーム(詳細は「Windows Forms .NET: .NET Terrarium」を参照)での自動更新用にJamie Cool氏によって開発されたものだ。故にAppUpdaterはマイクロソフトの正式なプロダクトというわけではないのだが、自動更新のための機能がコンポーネントとしてまとめられており、導入も比較的簡単になっている。ちなみにAppUpdaterはWebDAVを使ったダウンロード方式を採用している(WebDAVについては「次世代プロトコルWebDAVの可能性」を参照)。 以下では、AppUpd
Intelを始めとする半導体ベンダー各社が次々と300mmウエハーの導入を発表している。300mmウエハーの導入のメリットはどこにあるのだろうか。 連載目次 「半導体ウエハ」というものをご覧になったことがあるだろうか? (主にシリコンの)円柱状の単結晶から切り出した、直径20cmほどの薄い円板である。この連載を読んでいただいている読者ならば、どこかで虹色に輝くウエハの写真を見た経験があるのではないだろうか。そのほとんどは、現在の主流であるシリコン・ウエハのはずである。 幸いにして半導体設計をやっていれば、ウエハの実物を扱うこともある。ただ、設計者が目の前にウエハを置いている場合、それは不幸な状態(設計ミスにより動かないチップを作ったなど)の結果であることも多いのだが。ウエハの現物は、遠くからみるとアルミか何かの金属の薄い板のような感じで、片面のほとんどが例の輝くパターンに覆われている。思っ
2005年7月25日、Intelは米国アリゾナ州チャンドラーの製造拠点に300mmウエハ対応の半導体量産製造施設(Fab 32)を新たに追加、建設すると発表した(インテルのニュースリリース「米国アリゾナ州に300ミリ・ウエハ施設を新設」)。この製造施設では、2007年下半期から45nmプロセスでマイクロプロセッサの製造を開始するとしている。現在、Intelの主力製品であるPentium 4やPentium Mといったプロセッサはすべて90nmプロセスで製造されており、2005年末から2006年にかけて65nmプロセスによるマイクロプロセッサの製造を開始することを明らかにしている。Fab 32は、そのさらに次世代となる45nmプロセスをターゲットにした製造施設である。 このような半導体製造技術の進歩によって、プロセッサの動作クロックの向上や新しい機能の追加が可能になる。また1枚のウエハから製
山市良のうぃんどうず日記 「システムイメージの作成」が原因不明のエラーでバックアップ不能に 「Windows 10」が備えるレガシーなイメージベースのバックアップ機能は、コントロールパネルに「バックアップと復元(Windows 7)」や「システムイメージの作成」(以下、「システムイメージの作成」)という名前で残されています。 「設定」アプリの「バックアップ」にある「ファイル履歴」は、ZIPアーカイブによるデータのバックアップ用であり、システム全体のバックアップには対応していません。「設定」アプリの「バックアップ」には「以前のバックアップをお探しですか?」のところにレガシーなバックアップ機能へのリンクがあります(画面1)。 「Windows 7」のサポートが終了した今となっては、「バックアップと復元(Windows 7)」という名前や、「Windows 7のバックアップと復元ツールで作成した
フルバックアップがあってホントに助かった話~もし、ユーザープロファイルが壊れたら~:山市良のうぃんどうず日記(195) 先日、主にWeb検索とテスト用として少数のHyper-V仮想マシンの実行に使っているノートPCをシャットダウンしようとした際に、タスクバー右端の「アクションセンター」アイコンに1件の通知があることに気が付きました。なぜか気になったのでもう一度起動して確かめようとしたら……。
Windows 10 バージョン1909以降の機能更新プログラム、これに注意しないと「ハマる」:企業ユーザーに贈るWindows 10への乗り換え案内(88) ここ数カ月、Windows 10の機能更新プログラムおよびISOメディアを使用したバージョンアップグレードに関して、特定の条件下で発生する既知の問題が明らかになっています。企業のクライアントPCのバージョンアップグレードを今計画している場合は、影響を受けないように注意してください。 企業ユーザーに贈るWindows 10への乗り換え案内 Windows 10のバージョンアップグレードに関連する既知の問題とは 「Windows 10」のバージョンアップグレードに関連する既知の問題とは、1つ目はWindows 10 バージョン1903以降へのインストールメディア(ISOイメージ)を使用したアップグレードを実施した際に、特定の条件下で「コ
「Microsoft Windows Search Indexer」の負荷が定常的に高いときインデックス再構築を繰り返している可能性がある 「Windowsの検索(Windows Search)」で「拡張」検索モードを選択したとき、初回のインデックス作成処理は、CPUの負荷が高く、比較的長い間かかってしまう。もし、この処理中にエラーが発生すると、この処理を何回も繰り返す場合がある。 「何かWindows 10の反応がにぶい」と感じることはないだろうか? タスクマネージャーを見ると、CPUの負荷が高く、ディスクアクセスも多い状態になっている。これは、「Windowsの検索(Windows Search)」が実行している「Indexer(インデクサー)」にエラーが発生していて、インデックス作成を繰り返し行っている可能性が高い。 Indexerとは、検索処理を高速化するため「インデックス」情報を
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