暮らしにおいて、完成品を買うのではなく、自分自身で選ぶ「カスタム」や「DIY」への関心が高まっています。また、私たちD&DEPARTMENTでも、創業当時から「つくらないでつくる」をキーワードにした「SAMPLING FURNITURE」シリーズとして、既にある業務用商品や廃材とパーツを組み合わせ、椅子のような、収納家具のような、「~のようなもの」としての「見立てのプロダクト」を生み出し、既成概念にとらわれない暮らしの道具を提案してきました。 d47 MUSEUMの第32回の企画展となる今回は、そんな自由な発想から生まれる「見立て」をテーマに開催します。工場で積み上げられている運搬用コンテナや、引っ越しの際などに使う養生用キルトカバー、漁業資材や医療用品など、47都道府県の様々な現場で使われている道具や素材を家の中に持ち込み、テーブルのような、棚のような、間仕切りのような、「見立てのプロダ