昨夜、田口久美子の『書店風雲録』(本の雑誌社)を読み終える。筆者はこの本を書いた当時、池袋リブロから、向いのジュンク堂の店長になっている。その人の30年に及ぶ回想記だが、この本から学んだのは、1975年からの読書の流れ、それも外国文学。そして、西武百貨店の堤清二(詩人辻井喬)、出版社リブロート、西武美術館のことなどたくさんある。この30年間、自分が見聞きした出来事が重なって、思い出すことが多かった。作家車谷長吉が西武百貨店の社員、何度か行った御徒町の古書店「上野文庫」の店主中川道弘がリブロの元店長、作家保坂和志が社員であったことなど全く知らなかった。 夕方、県立図書館に頼んであった五所平之助『わが青春』、水谷憲司『映画監督五所平之助』が届いたと、春日部図書館から連絡があり取りに行く。映画「挽歌」のことを2週間かけて書く予定だが、その資料とする予定。 高知大学の瀬戸先生から、『「青島戦ドイツ