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2015年10月15日のブックマーク (6件)

  • 忙しすぎる人のための手短な処方箋 | タイム・コンサルタントの日誌から

    「なんで1日は24時間しかないんだろう?」とはじめて思ったのは、大学3年生の秋だった。 朝から昼過ぎまでは授業。その後、ほぼ毎日、学生実験。なんとか夕方までに片付けると、すかさずサークルのあるキャンパスに移動する。それからサークルでイベントの準備。毎日9時ぐらいまでかかっていただろうか。それから外して家に帰る。家までは片道1時間半だ。帰宅してから、実験のレポート作成。化学工学の実験は、数字の計算量が半端でなく多い。だいたい寝るのは2時半か3時だった。そして翌朝6時半に起きる。これが毎日だ。今からは信じられないだろうが、当時の学校はすべて週休1日が当たり前で、土曜日も授業があった。 「ああ、1日が30時間、いやせめて27時間あれば、あと3時間は余計に眠れるのに」と切実に思った。そんな生活リズムは初めてだったから、まず胃腸がぶっ壊れた。昔から睡眠不足に弱いのだ。 そんな学生時代の自分に、誰か

    忙しすぎる人のための手短な処方箋 | タイム・コンサルタントの日誌から
  • 心理学が解明「一度見たら忘れられないレイアウト」のつくり方 (5ページ目)

    【レイアウト】パッと見ただけでわかる構造の作り方 ▼揃えて配置する ……レイアウトの基は、同じ要素を揃えて配置すること。点線で示したようにグリッドをイメージして、テキストと図を合わせるように配置すれば、バラバラな印象を与えず、すっきりとまとまり、複雑な内容も伝わりやすくなる。 ▼グループ化する ……テキストや図版なども関連性の強いものはまとめ、関連性の弱いものとの間には思い切って余白をとると、ひと目で全体の構成が把握できる。読み手に資料を読み解かせる負荷をかけないことが、伝わるレイアウトの基。 ▼スライドは同じパターンを繰り返す ……ページごとにレイアウトするだけでなく、文字の大きさ、字詰め、色使いなど、全体のページの構造を同じにすること。 ※図版はすべて『伝わるデザインの基』(技術評論社刊、高橋佑磨・片山なつ共著)を参考に作成

    心理学が解明「一度見たら忘れられないレイアウト」のつくり方 (5ページ目)
  • 心理学が解明「一度見たら忘れられないレイアウト」のつくり方 (4ページ目)

    【グラフ・図表】余白を活かしてシンプルに作成しよう ▼円グラフの見せ方 ……円グラフで注意したいのが色使い。カラフルな原色は目立つようでいて見にくい。また凡例がグラフから離れているのも不親切。グラフ内に数字とともに入れる。記号は小さくすると読みやすい。国旗をあしらうのもいい。 ▼フローチャートの見せ方 ……フローチャートに色を付ける場合、枠と中面を塗るのは過剰。枠か中面のどちらかだけにする。グラフを除き、基的に1枚のスライドで使う色は3色、多くて4色までに抑える。矢印が大きいものもよく見かけるが、矢印は目立たせない。 ▼表の見せ方 ……エクセルの表はシンプルなようでいて、枠線が読む邪魔をする。罫線を減らし、余白をうまく使って罫線の代わりにした表のほうが、全体的にすっきり読みやすくなる。横や縦に長くなるようであれば、1行ごとに薄く背景色を敷くと、行の認識がしやすくなる。

    心理学が解明「一度見たら忘れられないレイアウト」のつくり方 (4ページ目)
  • 心理学が解明「一度見たら忘れられないレイアウト」のつくり方 (3ページ目)

    見た目をよくするデザインのイロハ 【テキスト】ポイントはいかに文字を読みやすくするか ▼読みやすいフォントを選ぶ ……長い文章は明朝体が基。長い文章でゴシック体を使う場合は細い書体のものを。スライドなど短文はゴシックが基。強調しようとポップ体もよく見かけるが、よい選択とはいえない。見出しもゴシック体が基だ。 ▼文字に強弱をつけてリズムを出す ……文字の大きさに強弱をつけると、内容が把握しやすくなる。とはいえ、大きさの違いは3つが基。強調したい部分は大きく、読んでほしい部分は読みやすい大きさで、重要度は低いが出典など必要なデータは小さな文字で。 ▼1行の文字数を考える ……ワードなどテキスト中心のものは1行が長くならないように気をつける。逆に長い文章なのに1行を短くすると、これもまた読みにくい。改行で1行あけ、段落をブロック化すると視線の動きが滑らかになり、読みやすくなる。

    心理学が解明「一度見たら忘れられないレイアウト」のつくり方 (3ページ目)
  • 心理学が解明「一度見たら忘れられないレイアウト」のつくり方 (2ページ目)

    人間の心理学的な特性を知って資料を作ることが大事だと日比野教授は言う。 「ドナルド・ノーマンというアメリカの認知心理学の有名な研究者が『エモーショナル・デザイン』というで、人間がデザインを受け入れる段階は3つに分けられると書いています」 要約するとこうだ。最初の段階が〈ビセラルレベル〉。内臓感覚つまり直観。その次にくるのが〈ビヘイビアレベル〉。使いやすさのレベルだ。プロダクトデザインの場合、使いやすさが重要だとよくいわれる。しかし、人間はそれ以前に直観で受け入れるか受け入れないかを判断しているので、極端な話、見た目がよいほうを使いやすそうだと感じるところがあるのだ。 最後のレベルが〈リフレクティブレベル〉。記憶などがかかわってくる総合的に一番高次の判断だ。ただ、人間がデザインを受容するときは直観という無意識の情報処理が働くので、使いやすさ、省エネやコストなど、さまざまなメリットが理屈では

    心理学が解明「一度見たら忘れられないレイアウト」のつくり方 (2ページ目)
  • 心理学が解明「一度見たら忘れられないレイアウト」のつくり方

    資料は見せ方が大事ということはわかっていても、デザイナーではないので、なかなか上手くはいかない。「中身がよけりゃ、見てくれなんて関係ねーよ!」と思いたくなる気持ちもわかる。 ビジネス文書のデザイン性について、デザインと心理のユニークな研究をしている千葉大学大学院工学研究科の日比野治雄教授に聞いてみた。 ひとことでセンスといっても、人によって好き嫌いの感覚は異なる。そこで、どのデザインが優れているかを心理学の手法を使って数値化して示したのが日比野教授の研究だ。 「たとえば病院で使う薬品のパッケージ。たくさんのクスリのなかから特定のものを見つけるのに、AとBどちらのパッケージデザインのほうが、早く、しかも間違わずに手に取ることができるか。心理学の実験ではビジュアルサーチ(視覚探索)といいますが、これを応用してデザインの評価に使ってみたのです」 確かに劇薬の取り扱いもあるクスリのパッケージデザイ

    心理学が解明「一度見たら忘れられないレイアウト」のつくり方