先日、小学生YouTuberが「もう学校へは行かない」と宣言し、それが沖縄の新聞に取り上げられてネットで話題になっていた。 これに対して、ネットでは驚くほど批判的な意見が集中した。多くの人が「学校に行かないのは浅はかな選択だ」と、この子供とその親を非難していた。学校に行かないと、将来生きていくのが困難になる——というのだ。 確かに、最も基礎的な教育すら受けず、その結果読み書きができなかったり簡単な算数の計算ができなかったりしたら、それは生きていくのが困難になるだろう。あるいは、今の社会にはまだ学歴で人を判断するところも残っているので、それがないと困る——という考えもあるだろう。 しかしぼくは、これからの世の中は、もっと競争が世知辛くなると予測している。読み書きができたり簡単な算数の計算ができたり、あるいはこういっては悪いが一般的な大卒くらいの学歴では、まともな仕事にはありつけなくなると危惧