一升瓶に玄米を入れて棒で突く瓶搗き精米の歴史について調べました。「昔ながらの方法」と言われますが明治時代には動力式精米器が既に存在します。状況証拠を見る限り限定的な手法であり「伝統的」と呼ぶには無理があると思います。 近くの学校で「お米に関する生涯学習講座」ってのをやってたので行ってきました。品種による食味の違いなど、資料も豊富でなかなか良かったです。 ただ、精米に関して「ガラス瓶に玄米入れて棒で突く瓶搗き精米」を「昔ながらの精米方法」として紹介してたのが気になりました。うーん、それってちょっとどうなのかな。事実として存在したとしても、古来普遍の手法みたいに扱うのは無理があります。 瓶搗き精米(びんづきせいまい)とは 酒瓶などに玄米を入れて棒で突くと、摩擦によって表面のぬかがこそげて精米されます。機械を使わず手近な道具が使えるので、家庭向けの小規模な精米手法として知られてます。 しかし、次
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