ブックマーク / note.com/hattori0819 (3)

  • 新入社員への債券学習のガイド|服部孝洋(東京大学)

    この4月から学生が金融機関に就職し、債券ビジネスやリスク管理にかかわるケースも少なくないと思います。そのような方にとってはこれまで私が記載してきた債券の入門シリーズが参考になると思います。ありがたいことに若い人や役所の人が読んでくれているという声を聞くことが増えてきた気がします(役所の人を一定程度想定読者にしていることはここで記載しました)。これまで記載したものはこのリンクにあるので、こちらを見てほしいのですが、基的に新しい文章が上に載っています。 2020年くらいからコツコツ記載してきましたが、今見ると膨大に記載しているので、どこから読み始めて良いか分からないかもしれません。個人的には、「国債先物入門」から読み始めて、古い論文から新しい論文へ順番に読んでもらうのがいい気がします。もっとも、デリバティブについては少しマニアックなテーマも多いので、先物を勉強したあと、オプションを飛ばして、

    新入社員への債券学習のガイド|服部孝洋(東京大学)
    ludwig125
    ludwig125 2023/04/02
  • 国債は最後まで持ち切れば損をしないか|服部孝洋(東京大学)

    国債の投資家は、しばしば、金利が上昇したら含み損になるものの、最後まで持ち切れば損をしないという言い方をします。下記が 通常の利付国債のキャッシュフローですが、国債の場合、社債などと違って、クレジットリスクは通常捨象されるので、最後は100円で償還されるよね、という議論が展開されます。 金利上昇に伴う含み損は確かに売却しなければあくまで時価評価の結果にすぎません。あくまで今のカーブで評価したら、〇〇円の損失が計上されますよ、あるいは、今の高い金利環境で国債を売ろうと思ったら、単価を低くして、市場に合った利回りにしなければ誰も買いませんよ、ということです。このあたりの議論に関心がある人は、私が記載した「金利リスク入門」をみてください。 ただ、「国債は最後まで持ち切れば損失をしない」という議論は調達コストを捨象していて、基的にはおかしな話だと思っています。国債などへ投資を行うこととは、調達コ

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    ludwig125 2023/03/16
  • 国債先物が横綱と呼ばれる理由:2018年末の相場|服部孝洋(東京大学)

    ネットではしばしば「国債先物」の愛称として「横綱」と呼ばれることがあります。この理由は、2018年末に国債先物が、どのような状況でも価格が下がらないということから、横綱と呼ばれるようになったと理解しています。2018年末の相場は、2022年6月における先物の暴落と若干関係している部分もあるため、当時の状況についてメモとして記載しておきます(不正確な記述がありえるため、必要に応じて随時アップデイトします)。 まず、下記が国債先物の価格の推移になりますが、2018年10月ごろから年末にかけて価格が急上昇していくことがわかります。2017年くらいから先物価格は150円付近で横ばいであり、YCCが長期金利を安定的に推移させる政策であることを考えると、その価格が横ばいで推移することは政策がワークしていれば自然といえます。しかし、2018年10月頃から、先物価格が急速に上昇していることがわかります。

    国債先物が横綱と呼ばれる理由:2018年末の相場|服部孝洋(東京大学)
    ludwig125
    ludwig125 2022/09/05
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