ネットではしばしば「国債先物」の愛称として「横綱」と呼ばれることがあります。この理由は、2018年末に国債先物が、どのような状況でも価格が下がらないということから、横綱と呼ばれるようになったと理解しています。2018年末の相場は、2022年6月における先物の暴落と若干関係している部分もあるため、当時の状況についてメモとして記載しておきます(不正確な記述がありえるため、必要に応じて随時アップデイトします)。 まず、下記が国債先物の価格の推移になりますが、2018年10月ごろから年末にかけて価格が急上昇していくことがわかります。2017年くらいから先物価格は150円付近で横ばいであり、YCCが長期金利を安定的に推移させる政策であることを考えると、その価格が横ばいで推移することは政策がワークしていれば自然といえます。しかし、2018年10月頃から、先物価格が急速に上昇していることがわかります。