Helmによるコントリビューター向けライセンスの変更や、ChefのCTO、Adam Jacobが提案するOSSプロジェクトへの新たな取組みなど、ライセンス関連の新たな潮流を追ってみた。 オープンソースソフトウェアは文字通り、ソースコードを公開して、だれでもアクセスできるようにすることで、そのソフトウェアを使おうとする企業には多大な利益を与えている。その一方で、開発やメンテナンスに関わるデベロッパーは、直接的に利益を得られていないという不合理さが生じている。 つまり、クローズドなソフトウェアであればソフトウェアの売り上げによってコードを書いたエンジニアには報酬が与えられるが、オープンソースソフトウェアの場合、ソースコードを売ることで直接的に利益を得ることをできない。MicrosoftやRed Hat、Googleなどの大規模な企業には、オープンソースソフトウェアに対する貢献を専任とするエンジ