なるべく毎週火曜日に映画を観て、一週間寝かしてツイキャスで喋る。 その内容をテキスト化する再利用式note、「一週遅れの映画評」。 今回は『花束みたいな恋をした』です。 ※※※※※※※※※※※※※ あの、先に言っちゃうと、これ「映画としてはそんな面白くはない」です。一組の男女が22歳で出会って26歳で別れるまでの話で、まぁ物語としては別段どうということもないわけ。 それでも、それでもね全然他人事にできないっていうか「あー……わかるぅ」って言葉しか出てこないのよ。だからたぶんこの作品のことはちょいちょい思い出すと思う。「別に面白くなかったけど、そうだよなぁ、そういう風だよなぁ」って温度で。 主人公たち男女が両方ともサブカルなのよ。オタクではなくサブカル、それも面倒くさいタイプじゃなくて爽やかカジュアル系の。 その出会いっていうのがひょんなことから同時に終電を逃してしまって、始発まで時間を潰さ