韓国の洪容杓(ホンヨンピョ)統一相は14日の国会答弁で、北朝鮮の中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程1300キロ)の核搭載能力について「可能だと考えている」と語った。ノドンは日本のほぼ全域を射程に収める。韓国は国防白書などで「核兵器の小型化能力は相当な水準に達している」としていた。 韓国軍などによれば、北朝鮮は1990年代後半にノドンを実戦配備し、現在は約200発を保有。搭載できる弾頭重量は700キロとみられている。 韓国国防省は昨年10月、北朝鮮による昨年1月の4度目の核実験がブースト型核分裂爆弾(強化原爆)だったとの見方を公表。強化原爆は核物質や爆薬、緩衝材などを節約できるため、重量を1トン以下に小型化することも可能とされる。(ソウル=牧野愛博)