デイリーポータルZのライター、関係者が愛読している本を語ります。 今回はライターの佐伯さん。レコメンドは「セケンノハテマデ (モーニングコミックス)」 聞き手は唐沢、石川です。 では佐伯さん、お願いします。 現実は平坦で、派手なドラマはない 佐伯:バンドマンのマンガなんです。メジャーデビューしたばっかの。っていっても音楽マンガって感じでは全然なくて、音楽のことよくわかんないっていう人も全然読める話。 石川:うん。 佐伯:会話が主軸の群像劇っていうのが一番わかりやすいかな。 唐沢:なんかしゃべってる系? 佐伯:そういう感じですね。そして本当に波がないんですよ。 石川:言い方(笑) 唐沢:登場人物が喧嘩するとかもなく? 佐伯:ほぼなく。 石川:ドラマ的な面白さじゃないんだ。 佐伯:ないんです。ライブシーンとかもそんなないし、練習もそんなしてないし。 石川:その会話を楽しむ。 佐伯:そう。伏線と