前回の第17回「簡単なクラスを定義する」で予告したとおり、今回のお題は引続きクラス定義と透視投影を使ったコードだ。Keith Peters氏が著書『ActionScript 3.0 アニメーション』でつくられたサンプルの動きをもとに、CreateJSでスクリプティングした。ユーザーインタラクションは含まれていない。 Shapeクラスを継承する3次元座標のクラス定義 早速、3次元座標のクラスを定める。前回と違うのは、座標だけでなくボールのシェイプも、このクラスでつくってしまうことだ。EaselJSなら、Shapeクラスを使えば円形のシェイプが描ける。では、この機能を丸ごといただこう。こういうとき、プログラミング言語では、Shapeクラスを「継承」して3次元座標のクラスを定義する。 JavaScriptの継承は他の言語と少し変わっている。継承したいクラス(「スーパークラス」)のオブジェ
