はじめに 全結合層 全結合層の数式 非全結合層 畳み込み層 入力成分のindexに着目した非全結合層 非全結合・重み共有層 1D畳み込み層 2Dの畳み込み層 最後に はじめに 今回はニューラルネットワークの基本的な構成要素である線形(全結合)層と畳み込み層について簡単に説明します。 これを説明するモチベーションは、「畳み込み層は線形層よりも優れた発展的手法、複雑な手法であるという勘違いが 初学者の中であるのではないかと感じ、それの解消をするためです。 以降、畳み込み層と線形層の最たる違いを主張するために、線形層のことを全結合層と呼ぶことにします。 この呼び名は、TensorFlowやKerasなどのフレームワークで採用されています(layers.dense)。 全結合層 全結合層の数式 まず全結合層について数式を以下に示します。 入力ベクトル$x \in \mathbb R^{D}$に対し