この人のいうのは常識というのとは少し違うと思う。 ・常識が分からない まあ、周知の知識という意味で使うこともなくはない。けれども、もともとはcommon senseの訳語だから、漠然と共通の感覚、くらいのニュアンスで捉えた方がいい。たとえば、順番待ちの列に割り込まないとか、お年寄りには席を譲るとか、赤ちゃんを窓から捨てないとか、給食費は払うとか、幼女を攫ってイタズラしないとか、恋人の家で別の女とセックスしないとか、そういうのが常識と呼ばれるもので、振込みの仕方を知らないとか、電車の乗り方を知らないとか、株の買い方を知らないとかいうのはちょっと違う。それは無知であって非常識ではない。 そして、無知というのは非常識と違って、それほど気にしなくていい。必要な知識は覚えるものだし、不要な知識だって興味があれば覚える。だいたいどんなに博識な人でも知らないことの方が多いはずだ。常識さえあれば無知はいく