■大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」■ 三洋開発者に聞く無線フォトフレーム「ALBO」の新たな使い方とは デジタルフォトフレームが注目を集めるなか、それとは一線を画したホームネットワークビューワ「ALBO(アルボ)」が、徐々に注目を集めようとしている。 三洋電機が2008年11月から発売したALBOは、同年3月に京セラに売却した携帯電話事業で培った通信関連技術やノウハウを活かし、無線LAN機能を活用した新たな製品として市場に投入したもの。鳥取県鳥取市に本社を置く三洋電機コンシューマエレクトロニクス内に設置された事業推進部において、新市場開拓型製品のひとつとして、開発されたものだ。 同社事業推進部事業企画課主任企画員の川口弥文氏は、「もともとの発想は、携帯電話に蓄積された画像をどうやって共有化するかということから始まった。デジカメの画像データの共有化が発端ではなかった」と語る。デジタルフ