今年4月から使用している消費者庁のシンボルマークが、世界各国の大学などの参加する書誌データベース「ワールドキャット」のマークと酷似していることがわかり、同庁は13日、マークを修正すると発表した。 同庁は昨年11月からマークを公募し、109件の中から東京都内のグラフィックデザイナーの作品が選ばれた。5色はそれぞれ安心、安全、生活者などを表しているという。ところが、ワールドキャットを運営する米国の会社から今月6日、「マークは商標登録している。使わないでほしい」と同庁にファクスがあった。日本の特許庁にも2004年に登録されていた。 消費者庁は「相手の会社の意向を尊重したい」として、マークを修正することにした。同庁はマーク選定にあたり、特許庁に照会を求めたが、このときは見つからなかった。