『アンチクライスト』をレンタルDVDにて鑑賞。 夫と枕を交わしている最中に息子を亡くしてしまった妻がだんだん狂気に陥ってしまうというのがザックリとしたあらすじ。“アンチクライスト”というタイトルと、原題の最後に「♀」が付いてるように、いわゆるひとつの「女は悪魔である」という作品。 冒頭、映画のすべてが隠されている重要なシーンが出て来るが、この5分間がホントにホントに素晴らしい。パキっとしたモノクロのスローモーションは有名な写真家の代表作を延々見てるような恍惚とした美しさがあり、何度も何度も観たいし、観ていたいと思わせるが、そこで描かれていることはとてもえげつなく、とても人間的で、とても罪深いことだ。 絵画的な美しさの中、二人の役者が延々叫び、延々諭し、延々肉欲に溺れ、その成れの果てに……ということからも分かるように、映画的でありながら、とてつもなく人間臭い二人芝居のような作品で、その対比が
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