■GODZILLA ゴジラ (監督:ギャレス・エドワーズ 2014年アメリカ映画) ギャレス・エドワーズ監督による『GODZILLA ゴジラ』を観た。賛否両論あるのかもしれないが、オレ的には見せるべきところは見せ驚かせるべきところは驚かす、丁寧に作られたいい映画だったと思う。ギャレス・エドワーズ監督のデビュー作『モンスターズ/地球外生命体』の延長線上にあるモチーフも幾つか見られたが、要するにすっごいモンスターの、即ちゴジラのことが好きな監督なんだろうな、というのはよく分かった。特撮も演出もおおむねよかったが、なにより、冒頭の日本を舞台にした原子力発電所事故のくだりはやはり重いものを感じた。このようなエピソードをあえて挿入したギャレス・エドワーズ監督の采配にまず感嘆した。 ひとつだけ物足りなかったといえば、ゴジラに「破壊神」としての恐怖をあまり感じられなかった、という部分かもしれない。今回も