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ブックマーク / kyoba.hatenablog.com (38)

  • 2015年に見て「良かったな」と思った映画から10本を選んでみる。 - 虚馬ダイアリー

    どうもです。今年も終わりますね。更新量としてはやや落ちてますが、ぼちぼちとやっています。 しかし・・・今年の豊作ぶりは異常ですね。毎年ベストはどうしようかと思ってるんですが、体感的に見る映画見る映画、ベスト級に面白い映画の頻度が高すぎじゃないですか?もちろん、鑑賞量は格段に上がってるわけではないので、見逃してる映画も多いはずなんですが、それでも、今年は10選択するのに「え・・・?これも外さなきゃならんの?」というような事態にはなってます。 その中で思い入れがあるもの、これだけは入れなきゃ!というものを詰め込んでみました。「あれがないじゃない!」「これもないじゃない!」という不満もありましょうが、ご容赦ください。 10位「皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇」 皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇(Blu-ray Disc) 出版社/メーカー: ビデオメーカー発売日: 2015

    2015年に見て「良かったな」と思った映画から10本を選んでみる。 - 虚馬ダイアリー
  • 2014年に見て「良かったな」と思った映画から10本を選んでみる。 - 虚馬ダイアリー

    どうもです。気がつけば年末です。 てなわけで、今年見た映画の中から「良かったな」とおもうものを10選んでみました。今年もいい映画との出会いがありました。とにかく楽しい映画が次から次へと出てきて、もっともっと選びたいのですが、その中から、泣く泣く削りながら10選んでみました。あの映画がない、この映画がない、という思いもおありでしょうが、それも含めてしばしお付き合いくだされば幸いです。 では行きます。 10位「舞妓はレディ」 舞妓はレディ スタンダード・エディション(DVD1枚組) 出版社/メーカー: 東宝発売日: 2015/03/18メディア: DVDこの商品を含むブログ (15件) を見る感想:マイコ16歳 「舞妓はレディ」 - 虚馬ダイアリー 大好きです。この映画はとにかく主演の上白石萌音ちゃんに尽きます。少女が舞妓として七転八倒しながら成長していく物語に、ひとりの女の子が女優として

    2014年に見て「良かったな」と思った映画から10本を選んでみる。 - 虚馬ダイアリー
  • 「WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常」 - 虚馬ダイアリー

    監督・脚:矢口史靖 原作:三浦しをん 撮影:芦澤明子 「お山。私のお山。こんなに美しいものやったんやな。」(「大誘拐 RAINBOW KIDS」より) 大誘拐 RAINBOW KIDS [DVD] 出版社/メーカー: 東宝発売日: 2006/02/24メディア: DVD購入: 2人 クリック: 54回この商品を含むブログ (43件) を見る 身代金5000万円のために大富豪のおばあちゃんをさらったはずが、いつの間にやらマスコミ騒然、身代金100億円の大事件に発展する!岡喜八監督の大傑作「大誘拐」がボクは大好きなんだけど、「大誘拐」の「ヒロイン」柳川とし子刀自は、持山が大阪がぽっこり入るほどの和歌山県を誇る山林王である。山林王のおばあちゃん、柳川とし子は、ある日突然、持ち山を巡ることを思い立ち、その途上で戸波健次率いる3人組に誘拐されることとなる。 ボクはなんとはなしに山林というものを、

    「WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常」 - 虚馬ダイアリー
  • 「アナと雪の女王」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Frozen 監督:クリス・バック/ジェニファー・リー 脚:ジェニファー・リー/シェーン・モリス 原案:ハンス・クリスチャン・アンデルセン『雪の女王』 偽らねばならぬ。偽らねばならぬ。なぜなら私は。普通ではない。 昨年の12月、札幌で行われた英語スピーチコンテストで日人の高校生がゲイであることをカムアウトした。日のマスコミには大きく取り上げられなかったこの話題は、海外では話題となり、逆輸入される形でネットやTwitterで話題になった。 彼は、ソチオリンピックを開催する(した)プーチン大統領がゲイの人たちの権利を制限するという法律を発布したことに触れつつ、ずっと、ゲイであることを自覚しながらも、ずっと心に秘めて生活をしてきたし、「そういう人間ではない」ように振る舞ってきたことを告白する。それでも、同級生はそれに気づき、その一部が心ない態度を取ったり、同級生の女子が心ない一言を彼

    「アナと雪の女王」 - 虚馬ダイアリー
  • 2013年に見て「良かったな」と思った映画から10本を選んでみる。 - 虚馬ダイアリー

    どうもです。紆余曲折ありながら、今年もなんとかかんとか更新してます。 てなわけで、今年見た映画の中から「良かったな」とおもうものを10選んでみました。今年は当に、様々な傑作秀作と出会えた年で、来なら2030くらい紹介してもいいのですが、キリがなくなるので、あえて選んだ10、と思って見てくだされば幸いです。 泣く泣く削りながら、自分が「当に好きな」映画を選んだ10ということで。「あの作品が入ってない」「この作品が入ってない」ということはあると思いますが、ご容赦ください。 10位「シュガーマン/奇跡に愛された男」 シュガーマン 奇跡に愛された男 ブルーレイ [Blu-ray] 出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2013/10/04メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (9件) を見る感想:遠き異国に咲いた夢 - 虚馬ダイアリー 文章を書いたり、音楽をつくったり、な

    2013年に見て「良かったな」と思った映画から10本を選んでみる。 - 虚馬ダイアリー
  • 「パシフィック・リム」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Pacific Rim 監督:ギレルモ・デル・トロ 原案:トラビス・ビーチャム 脚:トラビス・ビーチャム/ギレルモ・デル・トロ 「何の恐れもない夜! 我々は手に入れたのだ。今度こそ美しい夜を!それは幻ではない。」(「ジャイアント・ロボ/地球が静止する日」より) かいじゅうがまちをおそってくるので巨だいろぼっとでたおすえいが。である。 で、あるのだが。正直な感想を言うと。 怖い映画である。 3回見たんだけど、見るたびに「もやもや」とした気分が残る映画で、不思議な感じがする。実はどの登場人物にも共感はしなくて、ちょっと醒めた感じで見ている自分もいて、この辺は不思議である。Twitterのタイムラインで盛り上がりを横目に見ながら、素直に燃焼しきれないものがあったのは事実で、そのことについてぼんやりと考えてみる時に、この映画の根っこはあくまでも「オリエンタリズム」の集合体の映画なのだと気づ

    「パシフィック・リム」 - 虚馬ダイアリー
  • 「風立ちぬ」 - 虚馬ダイアリー

    原作・脚・監督:宮崎駿 以前。まだこの作品の製作が発表されていない頃。あるイベントで鈴木敏夫プロデューサーがぽろっと作についてコメントしたことがある。その時、鈴木敏夫はこう表現した。 今度の宮崎駿の新作は「自伝」の映画であると。 宮崎駿監督の新作は自伝!鈴木敏夫プロデューサーがイベントで明かす - シネマトゥデイ しかしふたを開けてみると、それは堀越二郎という飛行機設計者の人生を描く映画であった。 原作は「紅の豚」の元となる話も収録された「雑想ノート」を連載していたこともある「モデル・グラフィックス」での連載「風立ちぬ 妄想カムバック」という絵物語である。 宮崎駿との高畑勲との明確な違いがあるのは、堀越二郎の人生を書くことに対して「正確」を期さないことである。高畑勲が「堀越二郎」の生涯を描くならば、その人の人生をかなり綿密に取材し、正確な「堀越二郎」の評伝映画を作るに違いない。しかし、

    「風立ちぬ」 - 虚馬ダイアリー
  • 「俺はまだ本気出してないだけ」 - 虚馬ダイアリー

    監督・脚:福田雄一 原作:青野春秋 「俺、絶賛将来中じゃね?」 「当の自分を探す。」。そんな理由で40歳で勢いだけでいきなり会社をやめて、思いつきで漫画家を目指し始めたおっさん・大黒シズオ(堤真一)と、その周辺の人々を描いたコメディ映画である。 見ました。 あのね。まず告白する。 胸が痛すぎる。コメディなのに。コメディなのになあ。 このギリギリギリと締め付けるような、何もかも手遅れのようなこの主人公の状況。実を言うと、俺、結構憧れだったのである。 会社の仕事も何もかも捨てて、自分の「新たな人生」というものへと旅立とうとする、そのドロップアウト願望。しかし、この映画は笑いの中に容赦なく描かれる、世間が見つめる「40歳・無職・子持ちの漫画家志望」というおっさんに対する「反応」に対して、その現実の重さをひしひしと感じながらもそれでも「俺はイケる」と自身を鼓舞する主人公を見て笑いながら、思う。

    「俺はまだ本気出してないだけ」 - 虚馬ダイアリー
  • 「愛、アムール」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Amour 監督・脚:ミヒャエル・ハネケ 冒頭。開幕のシークエンスで、ある「事実」が提示される。パリの高級なアパートの一室。そこで、1人の老女がベッドに横たわって死んでいる姿で発見される。その顔はおだやかで、周りには花が飾られている。 そして、物語は、ある夫婦の「最終章」を淡々と映し出す。 その夫婦はともに音楽家である。ある夜、音楽教師を担当した青年が、ピアニストとして大成し、夫婦は彼のコンサートへ出かけていた。そこから帰ってくるふたり。知的上流階級の穏やかな老後。広い住まいに、互いにいたわり合う会話と物腰。そこには、なんの不安の影も見られない。だが、その影は日常の中に突如、顔を出す。 のある「異変」。はそのことに気づいていない。だが、確実に夫は彼女の異変を目の当たりにして、病院嫌いでいやがるを医者へと連れて行く。頚部に「ある病」が発見され、そして失敗率5%の手術を受ける

    「愛、アムール」 - 虚馬ダイアリー
  • 「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」 - 虚馬ダイアリー

    原題:The Best Exotic Marigold Hotel 監督:ジョン・マッデン 原作:デボラ・モガー 脚:オル・パーカー 星取りから書く。★★★★★。 えー、なんでこんな書き出しからかというとですね。久々です。 感想が書けなくなってしまった。 全くどう書いていいかがわからなくなってしまったのである。 いつもは大体、映画を見終わった後、感じたことや考えたことにある程度の理屈をつけて、頭の中でぼんやりと文章のゴールと書きたいことを設定して、そこから一気に書きはじめ、書く作業自体は大体2〜3時間もあれば書き終えるのだけど、今回はそれが全く出来なくなってしまった。うーん、と考え込んだ挙げ句、なにもひねり出せないので、ちょっと間を置くことにした。 で、しばらくとりあえず距離を置いて、この映画について冷静に考えてみて、ひとつの結論に達した。その答え。 オレ、この映画が好きすぎる。 以前も

    「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」 - 虚馬ダイアリー
  • 「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」 - 虚馬ダイアリー

    監督:アン・リー 原作:ヤン・マーテル 脚:デビッド・マギー 信じるか信じないかはあなた次第。そもそも物語とはそんなものだ。 真実は虚構の向こう側に隠されて、あざやかな虚飾の世界で命がけの冒険する物語。としまえんのIMAXシアターに映し出された映像はまさに甘美。それだけで、大スクリーンで見る価値がある映画である。 カナダ在住のインド人・パイさんの元へ、作家志望の青年が訪れる。パイさんは彼がカナダで暮らすまでに至った数奇な物語を語り始める。 動物園で生まれ育ったこと、父親がつけた名前が元でいじめられた幼少期、神に魅せられて複数の宗教の神に帰依した話、そしてベンガルトラ「リチャード・パーカー」*1との出会い。パイは「彼」とのある出来事によって、神を求めることをしなくなった。 そしてパイが16歳の時、両親は彼の兄とパイと、動物園の動物たちとともに、カナダへと移住しようとするのだが、その客船が太

    「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」 - 虚馬ダイアリー
  • 日本よ、これが「映画ではない」だ!2012年映画ベスト10- 虚馬ダイアリー

    どうも。更新量はぼちぼち戻ってきました。大体の映画が面白かった気がします。 しかしまー、今年も様々なものを見逃してしまっている気がしてなりません。「あれも見てない、これも見てない」という後悔が、恒例行事になっている私が今年の10を選んでみました。今年も、ハイセンスな映画選びみたいな路線はハナから捨ててます。エヘ。 ではいきます。 10位「ももへの手紙」 ももへの手紙 [Blu-ray] 出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2012/10/26メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (20件) を見る感想:かくて少女は見守られる - 虚馬ダイアリー いやー、あまりに待望すぎて先行上映している広島まで見に行ってしまった。自分が映画感想を書き始めた頃にデビュー作を見てぞっこんになった沖浦啓之監督の、「人狼 JIN-ROH」以来12年ぶりの新作。思った以上に優しく、そして暖か

    日本よ、これが「映画ではない」だ!2012年映画ベスト10- 虚馬ダイアリー
  • 「スカイフォール」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Skyfall 監督:サム・メンデス 脚:ジョン・ローガン/ニール・パーヴィス/ロバート・ウェイド 原作 イアン・フレミング ダニエル・クレイグ版ボンド、第3作である。 さて、関係ない話から入る。 ボクは泊まり込みで仕事をするため会社で仮眠をとります。その仮眠明け、おなかが空いたので仕事の前に堂前の休憩室で、売店で買ったパンをべに行ったときに、別部署のちょっとおえらい方と一緒になりました。一応社内で「こいつはなんか、映画のブログをやってるらしい。」というのは社報の趣味のコーナーで伝わっていましたので(ブログのアドレスは書かなかったけど)、「最近おすすめないの?」などという、まあたわいない日常会話が始まったので「007」の新作を薦めていました。(この時点で3回くらい見ている。) ところが、「007(ダブルオーセブン)」から急に「(サイボーグ)009」の話に変わりました。先日公開さ

    「スカイフォール」 - 虚馬ダイアリー
  • 「悪の教典」 - 虚馬ダイアリー

    監督・脚:三池崇史 原作:貴志祐介 「ひとつ人の世の生き血をすすり、ふたつ不埒な悪行三昧、みっつ醜い浮世の鬼を」(「桃太郎侍」より) ボクは昔から時代劇が好きである。庶民を虐げる悪役がいて、その町民の前にふらりと現れる誰ともわからぬ侍。乱暴狼藉から助け、感謝されるもその町民はやがて、悪役の手によって窮地に陥る。許せぬ。そこへ敢然と立ち上がり、悪の陣へと乗り込む侍。待ってましたとばかりにい入るように見る視聴者との一体感。 悪事が露見することを恐れた悪役は、口封じに手下を集めて侍を取り囲む。しかし、侍はひとり、視聴者にはおなじみの口上を述べながら、敵を切り伏せていく。ひとり、またひとり。次々と倒れていく手下たちに焦りを隠せない親玉。そしてやがて、ひとりになった親玉は最後のあがきで逆襲しようとするも、侍に一刀の元に成敗されるのである。 しかし、である。同時に思うのは、これは明確な「殺人」で

    「悪の教典」 - 虚馬ダイアリー
  • 「アウトレイジ ビヨンド」 - 虚馬ダイアリー

    監督・脚:北野武 数年の迷走後、北野武監督が鮮やかに娯楽映画作家として復活した「アウトレイジ」の続編。 ボクは前作の感想の中でこう書いた。 キタノ監督の迷走前と後。あきらかに違うことが一つあるとすれば、それは「たけし」が血と暴力と死に彩られた人生の中で、それでも生きることに固執することである。破滅したいんじゃない。たとえ待っているのが破滅だったとしても、彼はいいように使われる暴力の世界にうんざりし、そこからいくらかましなところに這い上がりたいと願う。それはかつて、「破滅」することに憧憬を抱き、自己愛と自己嫌悪のはざまで甘美な死を抱くかつてのたけし映画で演じた「たけし」とはあきらかに違う。 たけしくん ハイ!それまでヨ。 - 虚馬ダイアリー 前作の結末から5年後、山王会の人物相関図もその存在も大きく変わった。 死んだと思われていたたけし演じる大友は実は生きていて、その5年間を刑務所で過ごし

    「アウトレイジ ビヨンド」 - 虚馬ダイアリー
  • 「夢売るふたり」 - 虚馬ダイアリー

    監督・脚・原案:西川美和 酒を勧める女房に、うれしそうに口をつけようとした旦那がその手を止めて、「いやよそう。また夢になるといけねえ。」と言うのは、人情噺の「芝浜」のサゲだ。 腕はいいのに酒が大好きで怠け癖のある魚屋の熊が、酒びたりの日々からの忠告で久々に仕事に復帰。芝の浜で大金の入った財布を拾い、持ち帰る。これからはしばらく遊んで暮らせると知り合いとどんちゃん騒ぎを始める亭主の言葉をきいた女房は、すっかり酔いが回って眠ったあとに目覚めた旦那を言いくるめ、拾ったこと自体を夢にしてしまう。拾った大金は夢。残ったのは自らが自らが仲間と飲みいした代金。自分の怠け心が生み出したことだと思った熊さんは自らを恥じ、酒をぷっつりと断ってまじめに商売に精を出し始める。 この映画の発端は、腕利きの板前職人である旦那(阿部サダヲ)と、甲斐甲斐しくお店を切り盛りする(松たか子)が長年守ってきた居酒屋を、

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  • 「大鹿村騒動記」 - 虚馬ダイアリー

    監督・企画:阪順治 脚:荒井晴彦、阪順治 「テレビもねえ ラジオもねえ 車もそれほど走ってねえ」「オラこんな村いやだー」 長野県の大鹿村にやってきて「ディア・イーター」という名の店で働きたいという青年に対して、店のオーナーである風祭善(原田芳雄)は、吉幾三のコミックソングを引用しながら、自分の村を表現する。若者不足は深刻で、若者はさっさと故郷を離れて、東京へと出てしまう。多くの老人と、少ない若者で構成された村の現状を、善はそういって自嘲する。しかし、この大鹿村には、他の農村にはないものがある。 大鹿村には300年続く伝統芸能「大鹿歌舞伎」が存在していて、村はその準備と、「リニア新幹線問題」で大わらわだ。「大鹿歌舞伎」は役者やスタッフは全員村人によって構成されている。善もまたその歌舞伎に出演しつづけてきた一人なのである。 そんなわけで、大鹿村には役者が溢れている。道を歩けば役者に当たる

    「大鹿村騒動記」 - 虚馬ダイアリー
  • 「ロボジー」 - 虚馬ダイアリー

    監督・脚:矢口史靖 鈴木重光。73歳。仕事一筋生きてきたが、定年を迎えて数年経つ。には先立たれ、偏屈な性格のせいで愛する孫達との関係もうまくいかないし、老人会でも主役になれない。娘にはボケの心配までされ、「また働いてみたら?」などと言われる。仕方ないと新聞に挟まってる求人広告を探してみるも、70過ぎの老人を採ろうという職場もなさそうだ。 ・・・と思ってふとみると、年齢不問で着ぐるみの仕事。日当3万円とある。一旦はめんどくさくなってやめようと思ったが、ふとした場所で見た同年代のボケたばあちゃんの姿にぞっとする。おれもいずれああなるのか。そう思うと「ボケないためにも働きたい」と思い、その「着ぐるみ」とやらの仕事の面接を受けてみることにする。なによりも孫が喜ぶかもわからんしな。 こうして鈴木重光は、公民館で「ロボット役の着ぐるみ」の仕事として面接を受ける。最初は不合格だったが、なにかのトラブ

    「ロボジー」 - 虚馬ダイアリー
  • 久しぶりに今年の映画10本を選んでみたい。 - 虚馬ダイアリー

    お久しぶりです。えーと。去年、一昨年は完全スルーしてしまった「ベスト10」を久々にやってみたいと思います。部屋の大掃除と並行してやってる、書籍の自炊作業の合間にお送りします。 なんと言っても更新量がいまひとつな上に、鑑賞量が落ちていて話題作の見逃しも数多いワタクシではありますが、1年のまとめということをやって、臥薪嘗胆を来年につなげることが、今、私が出来る精一杯のことなのだと思うのです。 では行きます。 10位「コクリコ坂から」 コクリコ坂から [Blu-ray] 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン発売日: 2012/06/20メディア: Blu-ray購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (11件) を見る えーと、決して傑作でないのはわかります。承知です。しかし、私だけは宮崎吾朗監督の味方であり続けることをここに宣言しておきたい。数年前、私がネッ

    久しぶりに今年の映画10本を選んでみたい。 - 虚馬ダイアリー
  • 「リアル・スティール」 - 虚馬ダイアリー

    原題:Real Steel 監督:ショーン・レビ 原作:リチャード・マシスン「四角い墓場」 原案:ダン・ギルロイ、ジェレミー・レビン 脚:ジョン・ゲイティンズ 色々な意味で楽しかった。非常に古典的な娯楽作でありながら、すごく「今」な感じの映画だと思う。 えー、さて。関係ない話から入る。 自分が学生時代は、対戦格闘ゲームの全盛期だった。「スト2」シリーズで土壌が作られ、「バーチャファイター」や「鉄拳」から裾野が爆発的に拡大して、強いプレイヤーが英雄になった時代。自分は決して強くはなかったけれど、池袋や秋葉原のゲーセンなどでその闘いを遠巻きにしながら見て、スキを見て対戦してぼっこぼっこにされてまた観衆に戻る、みたいなことを繰り返していたこともあった。 SEGA AGES 2500 シリーズ Vol. 16 バーチャファイター2 出版社/メーカー: セガ発売日: 2004/10/14メディア:

    「リアル・スティール」 - 虚馬ダイアリー
    m-ism6021
    m-ism6021 2011/12/25
    ボクの味わった感動が書いてある!