機器同士がIPネットワークを介して通信し合う「M2M」の基盤を提供するクラウドサービスが注目を集めている。このサービス、日本のお家芸になる可能性もありそうだ。 デマンドドリブン型からイベントドリブン型へ 各種センサーやRFID(無線ICタグ)、産業用設備などの機器同士がIPネットワークを介して通信し合う「M2M(マシン・ツー・マシン)」の基盤を提供するクラウドサービスが、ここにきて大手ITベンダーから相次いで発表されている。 こうした動きの背景には、とくに同サービスが都市のインフラやエネルギー需給を効率的に管理する「スマートシティ」の中核をなすとの期待の高まりがあるようだ。 そんな中、日本オラクルが9月15日にM2Mへの取り組みに関する説明会を開いたので、同社の説明をもとにM2Mクラウドサービスについて考察してみたい。 同社の三澤智光専務執行役員はまず、「情報爆発時代に向けて情報システム形