写真2●Android 4.0で同じ操作をした場合の状態変化。キープアライブ信号は発生せず、スリープ状態が多くなっている。制御信号の発生も抑えられるほか、端末のバッテリー消費の面でもメリットがある スマートフォンの浸透によるネットワークへの負荷の増大は深刻度を増すばかり。NTTドコモが2012年1月25日に起こした制御信号(シグナリング)に起因する大規模障害も、スマートフォンならではの特性によって引き起こされた。 このようなスマートフォンの浸透によるネットワークへの影響は世界的な課題となっている。携帯電話事業者の業界団体「GSMA」も、スペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2012」に合わせて、スマホのアプリ開発者向けに、ネットワークに優しいアプリ開発に向けたガイドラインを公開した(ガイドラインのページ)。 スウェーデンのエリクソンはMWCのブースで、