原子力発電所の運転停止などで節電の重要性が高まるなか、電力が不足しそうな時間帯に電気料金を引き上げることで、家庭や企業に節電を促す、全国で初めての社会実験が北九州市で始まりました。 社会実験が始まったのは、北九州市八幡東区の東田地区です。 この地区では、製鉄所などで発電した電力を独自の送電網が使って住宅や事業所などに供給しています。 今回の社会実験では、「スマートメーター」と呼ばれる通信機能を備えた電力計を使うことなどで地区内の電力需給を把握し、多くの時間帯で電気料金を3割ほど下げる一方、電力が不足しそうな特定の時間帯には電気料金を引き上げます。 料金を引き上げる時間帯や引き上げる幅は、季節や電力不足の度合いによって変わりますが、エアコンなどの使用が集中する真夏の日中などは、最大で、深夜の安い料金の25倍程度に引き上げられ、電力の使用がピーク時に集中するのを防ぎます。 スマートメーターは来