「プログラマが知るべき97のこと」の49個目のエピソードは、見積りに関する話です。見積に関するこのエピソードは日頃よく思う部分です。しかし、残念な事に本当に読んで理解して欲しいのはプロジェクトマネージャです。そして、プロジェクトをリードしていく事になるプログラマも知るべき内容です。 このエピソードではあるプロジェクトマネージャとプログラマとのありがちな会話を例にして、見積りの定義を再確認しています。大辞林で「見積もり(る)」を調べると次のように書かれています。 1. 目分量や心づもりではかっておおよその見当をつける。目算する。「入場者数を―○る」 2. 工事や製品などの、原価・日数・経費などを前もって計算して出す。「経費を―○る」「工事を―○る」 ソフトウェア開発では、現実として1の「おおよそ見当をつける」事しかできません。工業製品などと異なり、プログラマのスキルに依存する部分が多いこと、