ペットボトルのキャップ約10万個を使って、大阪府立堺工科高校エコデザイン部の生徒12人が、1970年大阪万博のシンボル「太陽の塔」を制作した。2025年に大阪で万博が開催されるように願いを込めて、7月末から作業を始め、約200時間かけて完成させた。 高さ約6メートル、土台部分の直径は1・8メートル。大阪府吹田市の万博記念公園にある太陽の塔(高さ約70メートル)の約11分の1のサイズだという。 フィギュア制作大手「海洋堂」の太陽の塔の模型を3Dスキャナーで読み込んで、横断面400層を作成。そこに直径約3センチ、高さ約1・5センチのペットボトルキャップを並べた。最後はクレーンを使って積み上げたという。 部員たちが4月、公開されている太陽の塔の内部を見学。感動し、「作ろう」と盛り上がったという。作り始めの頃は1層を作るのに1時間以上かかった。夏休み中は2日に1回学校に集まって、1日8時間のペース