世帯年収に占める在学費用の割合(左)と、年収階層別にみた世帯年収に占める在学費用の割合(右)を示す図(日本政策金融公庫の発表資料より)[写真拡大] 日本政策金融公庫は20日、同社が実施した「教育費負担の実態調査結果」(平成26年度)の結果を発表した。子供全員にかかる在学費用の合計は、年収400万円未満の世帯では収入の4割を占めるなど、重い教育費負担の現実を浮き彫りにした。 この調査は昨年11月22日~12月2日までの期間、25歳以上64歳以下の男女、かつ、高校生以上の子供を持つ保護者を対象に、インターネットによるアンケート調査で行われた。有効回答数は4,700人だった。 主な調査結果は以下の通り。 ■1)自宅外通学の場合の平均支出 高校から大学卒業までに必要な費用(入在学費用、仕送り額及び自宅外通学開始費用の合計)は、約1,485万円 。高校入学から大学卒業までに必要な入在学費用は、子供1