モテ車を解説する「週刊ポスト」連載の「死ぬまで カーマニア宣言!」。今回は、いつもと少し趣向を変えて、よく売れているというアジア製タイヤについて。これまでにクルマを40台買ってきたフリーライター・清水草一氏(53)が、アジアンタイヤについて解説する。 * * * ご同輩諸君。先日、一通のお便りをいただいた。曰く、「最近は激安のアジア製タイヤが売れていると聞きますが、性能的にはどうなのでしょう」という要旨であった。 アジアンタイヤは、一般に韓国製や台湾製のものを指すが、私も5年ほど前、激安アジアンタイヤを試してみたことがある。韓国の『ネクセン』というメーカーのものだったが、性能的にはまったく問題なく、ごく普通に走ってくれた。値段も当時は激安と言えるレベルにあった。 世の中グローバル時代である。アジア製だからと言って、品質がそんなに極悪なわけがない。ごく普通に走る限り、なんら問題ないと考えてい