フジテレビ50周年記念の3DCGアニメ『ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~』(東宝)が初登場11位。ほったらかしたモノで出来た不思議な島に迷い込んだ女子高生・遥の冒険を描く。全国211スクリーンで公開され初日2日間で動員51,036人、興収 64,251,400円となった。(興行通信社調べ) このひどい成績により日本のCGアニメはほぼ道を閉ざされたと見ていいだろう。そしてこの映画の失敗はフジテレビ映画事業局長亀山千広の長年の野望であった「日本のピクサーをフジテレビで作る」という夢が潰えたことを意味している。 亀山の日本のピクサーを作るという野望はアニメスタジオGONZOと組んだ「ブレイブストーリー」(2006)で華々しく幕を開けた。亀山は本気だった。GONZOを日本のピクサーに、本音を言えば日テレと組んでいるジブリのようなメガヒットを連発するブランドに育て上げるつもりだったのだ。 ~フジテレビ