労働者の街「西成」に縦横無尽に広がる商店街。それは時を止めたまま佇む都会のパラレルワールド。 西成の歩き方レポートの続編です。初めからお読みの方はこちらからどうぞ。 ジャンジャン横丁から飛田新地へ抜ける、南北を貫く「飛田本通商店街」を歩く。 日が暮れると居酒屋以外はほとんど店じまいし、昼間は労働者で溢れかえる商店街は打って変わって閑散とした雰囲気になる。 居酒屋の名前はその名も「西成一番」(笑) 労働者の街・西成にあっては店の値打ちは全て「安い!うまい!」に凝縮されてしまう。 それどころか「激安・めちゃ安・ほんまに安い」と「安い」の三拍子である。くどいぜ! 居酒屋も多いが、カップ酒やビールを売る自販機の多さも特徴的だ。そして個室ビデオルームも多い。路上生活者が人目を憚らず「抜く」ために重宝される店だ。完全に男のための街に特化している。 「激安」が何よりも支持される労働者の街