メキシコ戦で指揮をとるアルゼンチンのマラドーナ監督=27日、杉本康弘撮影 選手にキスするマラドーナ監督=杉本康弘撮影 親指を立てて喜ぶマラドーナ監督=杉本康弘撮影 ベンチから指示を出すマラドーナ監督=杉本康弘撮影 サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、選手以上に注目を浴びているのが、アルゼンチン代表を率いるディエゴ・マラドーナ監督(49)だ。1986年メキシコ大会で主将として母国を優勝に導いた英雄は、一方でサッカー界のお騒がせ男でもある。 27日のメキシコ戦の試合前。マラドーナは通路で待つ選手一人一人のほおに口づけをして回った。前半33分、イグアインがチーム2点目を決めると両手を広げて子どものように駆け回り、166センチの太った体をぶつけるようにしてスタッフと抱き合った。喜怒哀楽を素直に表す彼の行動と表情を、カメラも常にとらえて逃さない。 選手たちへのあふれんばかりの愛情