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ブックマーク / shinka3.exblog.jp (3)

  • アルビノではない白いヘビ | 5号館を出て

    連休らしく、動物ネタでお茶を濁させていただきたいと思います。 一昨日発見されて、昨日のニュースになっていたようですが、北海道で配達された新聞には載っていないようでした。テレビではローカルニュースだったのかもしれません。ニュース記事はすでにほとんどがリンク切れになっていますが、かろうじてFNNだけが残っていました。 相模原で白いアオダイショウが発見されたというニュースです。 映像で見ると非常に美しいものです。FNNさんの映像から数カット引用させていただきます。 明らかに黒い目がはっきりと確認できます。ということは、このヘビは、黒い色素を作る能力を失ったアルビノではなく、皮膚の色が白色化した白色個体ということになります。 山口県の岩国あたりにたくさん出現し、天然記念物になっているシロヘビは目が赤いアオダイショウのアルビノですが、それに比べると明らかに「普通」の顔をしているヘビです。これだけ美し

    アルビノではない白いヘビ | 5号館を出て
  • ヒトは遺伝的多様性が高いので近親交配が危険 | 5号館を出て

    オープンアクセス誌の中で、無駄に厳しい査読をしないということで、ある意味で心配もされていたPlosOneに、またおもしろい論文が載りました。 The Role of Inbreeding in the Extinction of a European Royal Dynasty 日語でのニュース報道もあったので、ご覧になった方もいるかもしれません。 スペイン・ハプスブルク家、断絶の原因は「近親婚」か 研究結果 せっかくですので、論文を中心にご紹介してみます。ただし、私は世界史に(も)弱いので、歴史的記述には誤りがあるかもしれませんので、ご指摘願えると幸いです。話の内容は、日でも結構有名な顎と下唇を持ったハプスブルグ家の家系、特に1700年に途絶えたスペイン・ハプスブルグ家のことです。 これは最後のスペイン国王であるカルロス2世で、Wikipediaによると「先端巨大症のため、咀嚼に影響

    ヒトは遺伝的多様性が高いので近親交配が危険 | 5号館を出て
  • ツボカビとたたかうカエルの免疫システム | 5号館を出て

    でも2-3年前にツボカビの脅威が問題になったことがありますが、その後はそれほど深刻な事態の報告はあがってきておりません。一方、世界的にはまだまだツボカビが両生類を絶滅させるのではないかという論調の記事が時折出ています。 そんな中で、カエルやイモリといった両生類もなすすべもなく一方的にツボカビにやられ、どんどんその数を減らしているなどということはないという論文が出されました。 まずは、EurekAlert!のリリース記事で知りました。 Amphibians may develop immunity to fatal fungus 両生類は致死性のカビに対して免疫になりうる 書いてあることは、要するに両生類もツボカビに対する免疫状態を獲得して抵抗力をつけることがあるという研究結果です。元論文はBioScienceという学術雑誌に出たものなのですが、それを発行しているAmerican Ins

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