ちょうど今から一年前、と、言っても今年はうるう年ですので普段より1日長い366日前、約50年も続いたテレビのアナログ放送が終了しました。あのときの、前日までの異様なほどの混乱と、当日の不気味なまでの落ち着きぶりを、覚えているでしょうか? あれから一年たったのですよ。 と、言っても我が家には相変わらずアナログのテレビが一台鎮座し、電源を入れれば普通にテレビ番組を見ることが出来ます。もちろんケーブルテレビ局によるデジアナ変換で見ることが出来るだけですが、結果数年前と何も変わっていません。街も、一歩きすれば相変わらずあちこちに放置されているブラウン管テレビを発見することが出来ます、これも以前と何も変わっていません。結局、地上波放送の停波というのはテレビ局のためのものであり、わたしたちのためのものではなかったのです。 テレビ局のいいわけでは、アナログ波を続けられないのは余計なお金が掛かるから、とい