シングルボードコンピューター「Raspberry Pi」向けにアプリケーションを開発する際、Raspberry Piの実機を使わずに「自分が普段使っているWindowsやMacOSのパソコンで動作確認したい」、「コンパイルやRaspberry Pi OSの各種設定を行った状態でSDカード用のイメージを生成できたら便利だ」と思ったことはないだろうか。 Raspberry Piの実機を使いながらの開発作業は、筆者も常々面倒だと感じている。その悩みは、仮想環境の活用で解決できるかもしれない。今回はWindows 11 Proに「Docker」をインストールしてRaspberry Pi OSの仮想環境を構築。この仮想環境でRustのコードをコンパイルし、その実行ファイルを同梱(どうこん)したOSイメージを作成するところまでを試したので紹介しよう。 コンテナ型仮想環境 Webのサーバーサイドシステム
